夏と言えばやっぱり素麺。火の通りも早く、さっぱりとしていて食べやすい素麺ですが、麺つゆだけで食べていませんか? 実は素麺はパスタのように食べたり、そぼろのような白米と合う食材と合わせたりしてもおいしいんです。また、麺つゆで食べるときにも付け合わせを工夫すれば満足感がアップします。今回は素麺を飽きずに食べるアレンジ方法をご紹介します。

別茹で不要! 10分でできちゃうトマトそうめん

味付けは素麺、ベーコン、あさり水煮缶の塩気を利用し、素麺を別茹でせずに作ります。麺が細いのでソースと絡んでとても美味!缶詰を使うので調理も簡単。ぜひお試しください!

【材料】(2人分)
素麺 2束
にんにく 1かけ
ベーコン(薄切り) 2枚
しめじ 1/2株
アスパラ 2~3本
カットトマト 1缶(400g程度)
あさり水煮缶 1缶(130g程度)
砂糖 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1

【作り方】
1. にんにくはみじん切り、ベーコンは短冊切り、しめじは石づきを除いて手でほぐし、アスパラは皮の硬い部分をピーラーでむいた後食べやすい大きさに切る。
2. フライパンにオリーブオイルを熱し、香りが出るまでにんにくを炒める。
3. ベーコン・しめじ・アスパラを加えて軽く炒める。
4. カットトマト缶・あさり水煮缶を汁ごと加え、煮立ったら素麺を入れる。味を見ながら砂糖を加え、味を調える。

そぼろと合わせて和えるだけ!おかわり必須な和え麺

冷蔵庫の余り野菜を使って甘辛いそぼろを作り、その間に素麺を茹でておけば、後は和えるだけ!普段のそぼろでも合いますが、和え麺をイメージして少し味噌を足してみました。

【材料】(2人分)
素麺 2束
生姜(みじん切り) 小さじ1
豚ひき肉 150g
きのこ類 両手にのる程度
長ねぎ 10cm
砂糖 小さじ1
みりん 小さじ2
醤油 大さじ1
味噌 小さじ1
サラダ油 小さじ1

【作り方】
1.フライパンにサラダ油を熱し、香りが立つまで生姜を炒める。
2.豚ひき肉・きのこ類・長ねぎを加え、肉に火が通って水気がなくなるまでさらに炒める。
3.砂糖・みりん・醤油・味噌で味付けし、全体が馴染んだら火を止める。
4.別の鍋に湯を沸かし、素麺を表示時間通りに茹でてザルにあげ、(3)に加えて和え、盛り付ける。

揚げ野菜をプラスしてランクアップ!

麺つゆで食べるいつもの素麺も揚げ野菜を添えるとぐんと満足度がアップします。冷蔵庫の余り野菜と一緒に豚肉も揚げ焼きしてタンパク質も確保。ささっと作ることができるのに、おうちの余り食材を活用できて、栄養価バランスも良く、夏におすすめのメニューです。

【材料】(2人分)
素麺 2束
茄子 1本
アスパラ 2~3本
オクラ 4本
ミニトマト 4個
豚こま切れ肉 150g
麺つゆ(かけつゆの濃さにしたもの) 2カップ
サラダ油 適量

【作り方】
1.茄子はヘタをとり食べやすい大きさに、アスパラは皮の硬い部分を除いて食べやすい大きさに、オクラはガクの部分をそぎおとす。ミニトマトはヘタを取り半分に切る。

2.フライパンに揚げ油を1cm程度注ぎ、茄子・アスパラ・オクラを入れて揚げ焼きする。野菜を全て揚げ終えたら、豚肉を加えてこんがりと焼く。

3.別の鍋に湯を沸かし、素麺を表示通りの時間茹でて水にさらす。茄子・アスパラ・オクラ・ミニトマト・豚肉と一緒に盛り付け、麺つゆをかける。

火の通りが早いそうめんはワーママの味方!塩気を利用し別茹でしない方法も

火の通りが早い素麺は時短料理をかなえる便利食材!麺自体に塩気が強いので味付けに注意が必要ですが、他の麺類よりも簡単に調理できるのが魅力的。

麺つゆと合わせる和食のイメージが強いように思いますが、パスタや中華麺のような感覚で使ってみると意外なおいしさに驚くはずです。素麺の塩気を利用しながら他の食材と一緒に煮込んでしまえば、別茹でする手間も省けるうえに具材との馴染みもよくなります。

淡白な味だから何にでも合う!冷蔵庫の余り野菜をたっぷり使って栄養満点な1品に

どうしても夏にさっぱりと食べるイメージがある素麺ですが、味にくせがないので白米のような感覚でさまざまな食材や味付けに合わせることができます。いわゆる「丼もの」にするような味の濃いおかずや、しっかり味のパスタの具材とも相性が良いので、冷蔵庫の余り食材を炒めて気軽に合わせてみてください!