こんにちは!管理栄養士の西直美です。暑い夏、太陽の日差しをたっぷり浴びた夏野菜がおいしい季節ですね。今回はそんな夏野菜の一つ、ズッキーニを使って、子どももパクパク食べてくれる簡単レシピを紹介します。切り方を変えれば食べ方のバリエーションが広がります。シンプルな材料で、加熱調理はフライパン1つ、10分あれば作れますよ!

ズッキーニのひらひら炒め

厚く切って焼いたズッキーニも美味しいですが、少し形を変えてみるのはいかがでしょうか? 薄い分、火の通りが早くてパパっと作れますよ。ツナのうま味と、コーンの食感がアクセント。お好きな方は、黒胡椒をたっぷりと。

【材料】(2人分)
ズッキーニ 1本
オリーブオイル 大さじ1
ツナ水煮缶 1缶
粒コーン缶 大さじ2
めんつゆ 大さじ2
酒 小さじ1
塩、胡椒 適量

【作り方】
1.ズッキーニはピーラーで長くスライスしておく。ツナは汁をきっておく。

2.フライパンに油を熱し、ズッキーニを炒める。油がまわったら、ツナ・コーン・めんつゆ・酒も加えて強めの中火で炒める。
3.塩、胡椒で味を整えて盛り付ける。

ズッキーニの肉巻き焼き

ジューシーな豚肉とズッキーニの食感が美味しい一品。隠し味に味噌を入れると、いつもの照り焼きのコクがアップ!1歳半の娘は、手づかみでパクパク食べます。

【材料】(3人分)
ズッキーニ 1本
豚ロース薄切り 150g
塩・胡椒 適量
油 大さじ1/2

A 醤油 大さじ1
A みりん 大さじ1
A 酒 大さじ1
A 味噌 小さじ1
A 砂糖 小さじ1/2

【作り方】
1.ズッキーニはヘタを切り落とし、横半分に切り、縦に6等分する。豚肉は塩・胡椒をして、ズッキーニに一枚ずつ巻き付ける。

2.フライパンに油を熱し、(1)の巻き終わりを下にして中火で焼く。肉の全体に焼き色が付くまで焼く。

3.合わせておいたAを加え、強火で煮つめて肉巻きに絡める。

甘辛い照り焼き味のおかずは、ごはんがすすみます。少し味噌を加えることでコクが増し、タレにも濃度がつきやすくなるので、粉類を使わなくてもしっかり絡みますよ。

ズッキーニのカレー炒め

サイコロ状に切ったズッキーニ。スプーンでもすくいやすく、食べやすい大きさ。食欲そそるカレー風味に仕上げました。ごはんにのせて丼ぶりにしても。

【材料】(3人分)
ズッキーニ 1本
ミニトマト 3個
合いびき肉 200g
油 小さじ1
塩・胡椒 適量
ケチャップ 大さじ1/2
ソース 大さじ1/2
カレー粉 小さじ1

【作り方】
1.ズッキーニはヘタを切り落とし、サイコロ状に切る。ミニトマトは4等分に切る。

2.フライパンに油を熱し、合いびき肉を入れ、塩胡椒をして中火で炒める。
3.肉の色が変わったらズッキーニを加えさらに炒める。
4.ズッキーニに油がまわったら、ケチャップ・ソース・カレー粉を加え全体になじむように炒め、仕上げにミニトマトを加えて火を止める。

ズッキーニは時短料理にピッタリ!

水分が多くみずみずしいズッキーニは、生でも食べられる野菜なので、サッと火を入れるだけで美味しく調理できます。また、長時間加熱しなくても調味料の味の入りが良く、クセもないのでさまざまなおかずにアレンジできます。

今回ご紹介したレシピは、どれもフライパン1つで作れる簡単おかず! 材料さえそろっていれば、あっという間に作れます。タンパク質を多く含む食材と組み合わせることで、主菜にもなりますよ。

夏が旬のズッキーニの栄養は

胡瓜のような見た目ですが、カボチャの仲間。成長しすぎると皮が固くなるので、小ぶりなものを選ぶのがおすすめです。保存方法は、乾燥しないように新聞紙などで包み冷暗所(冷蔵庫)へ。

ズッキーニにはカリウムが多く含まれています。カリウムは体内の過剰な塩分を排泄してくれる働きがあるので、塩分を多く摂ってしまう方にはおすすめの栄養素。また、免疫力を高めるカロテンも含まれているので、油と一緒に調理するとカロテンの吸収率がアップしますよ。

旬の野菜は栄養価も高く、お値段も手頃なので積極的に食卓に取り入れてみてくださいね!