こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です!夏になると、スーパーでもよく見かけるようになるいんげん。みなさんも食卓によく登場させていますでしょうか。比較的安価で購入できて、食べやすいいんげんは好きな方も多いですが、一方で「ちょっと苦い…」と子どもに敬遠されやすい食材でもあります。
そこで今回は、子どもにも食べやすい味付けで、いんげんを大量消費できるレシピを5選ご紹介します!

いんげんのピーナッツ和え

いんげんと相性抜群のピーナッツ。茹でたいんげんに和えるだけなのにめっちゃくちゃ美味しいです!甘めに仕上げたので子どもウケも抜群!いんげん料理の定番になっちゃうかも。

【材料】(2人分)
いんげん 10本程度
マヨネーズ 大さじ1
ピーナッツ 20g
砂糖 小さじ1

【作り方】
1.すじを取ったいんげんを食べやすい大きさに切って茹でる。

茹でる時に塩をひとつまみ加えると彩り良く茹で上がります!

2.市販のピーナッツをポリ袋に入れて綿棒で叩く。

3.茹でたいんげんに、ピーナッツ・マヨネーズ・砂糖を加えてよく和える。

4.しっかり混ぜ合わせたら完成。

エビマヨのような感じの優しい甘さのたれです。ピーナッツの香ばしさとマヨソースの甘さがいんげんとめちゃくちゃ合うんです。

いんげんは少し柔らかめに茹でたら野菜嫌いの娘も食べることができました。醤油とピーナッツと和えるのもサッパリして美味しいですが、私は甘くて濃厚なマヨソース和えの方が好きです。

いんげんのキノコ和え

なめこを加えて作るので、独特のぬめりがいんげんにも絡んで、とっても美味しくなるレシピです。電子レンジのみで作れる料理なので、手間なく作れるところも魅力ですよ。

【材料】(3人分)
いんげん 10本程度
なめこ 1袋
えのき 半袋

和風顆粒だし 小さじ1
醤油 大さじ1
砂糖 小さじ1

【作り方】
1.いんげんのすじを取り、食べやすいサイズに切って耐熱ボウルに入れる。

2.その上からなめこと、食べやすい大きさに切ったえのきと調味料を加える。

3.600Wの電子レンジで2分程度、サッと混ぜて追加で1分程度加熱したら完成。

野菜に火が通っているか確認してください。火が通っていたら写真のようにしんなりとしてぬめりが出てきます。

味付けもとってもシンプルなのに美味しくて食べやすい魅力的なレシピです。ぬめりがあると子どもも食べやすいようで、野菜嫌いなうちの娘でも食べてくれる一品です。いんげんを食べ慣れていない子どもなら、もう少し小さめにいんげんを切ってあげた方が食べやすいかもしれません。

いんげんのお浸しを普段からよく作っていましたが、キノコを加えることでこんなに食べ応えがアップするんだと自分でも再発見したレシピです。

いんげんのスープ

次は、いんげんを中華風卵スープに加えて作るレシピです。中華料理屋さんで卵スープを頼むとすごく細かい卵がとろみのあるスープの中に入って出てきませんか?あのとろんとした飲みやすさが大好きでいつも絶対頼んでしまいます。

その卵スープをイメージして、家庭でも作れるようにレシピを考えてみました。

【材料】(3人分)
いんげん 10本程度
卵 2個
水 500cc
顆粒中華スープ 小さじ1
醤油 大さじ1/2
酒 大さじ1
みりん 大さじ1/2
塩コショウ 少々

ごま油 大さじ1/2
水溶き片栗粉 少々

【作り方】
1.鍋にごま油を加え、いんげんをサッと炒める。

2.いんげんに油が回ったら調味料を加えて煮る。

3.いんげんが柔らかくなったら溶き卵を加え素早くかき混ぜる。

好みの固さに卵を仕上げてください。仕上がったら、最後に水溶き片栗粉でとろみを出したら完成です。

とろみが不要の方は、つけずにそのまま飲むのももちろんOKですよ!

我が家はキノコたっぷりパスタと一緒に食べました。飲みやすく優しい味のスープなので、どんな料理にも合わせられると思います。

私はとろみを多めにつけるのが好みです。飲み応えも出て、身体もぽかぽか温まるので、エアコンの中で長時間過ごし、自律神経が乱れがちな夏の季節にぴったりな一品だと思います。

いんげんの肉巻き

いんげんと言えば肉巻きが代表レシピではないでしょうか? 昔、お弁当に入っていると嬉しかった思い出があります。いんげんがあまり好きじゃなくても、お肉に巻かれていれば食べられるんですよね。お肉パワーってすごいです(笑)

【材料】(2人分)
いんげん 10本程度
豚バラ肉 7枚
塩コショウ 少々
ごま油 大さじ1

【作り方】
1.いんげんのすじを取り、2等分程度に切ったら600Wのレンジで1分程度加熱する。

2.豚バラ肉でいんげん4~5本をくるくると巻いていく。

風味を良く焼き上げるために、ごま油を使って焼いていきました。綴じ目を下にしてしばらく焼いてからひっくり返すようにすると、お肉がバラバラになってしまうことがありません。

お肉がほどけてくるのを防ぐために、お肉に少し薄力粉(分量外)を打っておきました。

3.箸で焼けムラがないようにくるくると転がしながら焼いたら完成。

写真には余ったお肉も一緒に焼いちゃっています(笑)最後に少し塩コショウを振りかけて仕上げましょう。味付けはこのままシンプルに塩コショウだけでも充分美味しく食べられます。

もう少し味が欲しいという時は、ごまドレッシングをかけちゃいます。ごまだれでもいいのですが、少し酸味があった方がサッパリするかな?と思いごまドレッシングを選んでみました。

ごまのクリーミーさがいんげんやお肉によく合い、娘もよく食べてくれました。事前にレンジで加熱することで、いんげんが柔らかくなっているので子どもでも食べやすいと思います。

いんげんのグラタン

最後はいんげんをたっぷりと使って仕上げるグラタンです。あえていんげんは切らずに存在感たっぷりに仕上げてみました。主役級の存在感を放つ一品になったと思います。

【材料】(2人分)
いんげん 20本程度
玉ねぎ 半個
舞茸 1パック
鶏むね肉 半分
ホワイトソース おたま4杯分
ピザ用チーズ 大さじ6
オリーブ油 大さじ1
にんにくチューブ 1cm

【作り方】
1.筋を取ったいんげんをラップで包み600Wのレンジで1分半ほど加熱する。

2.フライパンにオリーブ油とにんにくを入れ、香りが出たら鶏むね肉と玉ねぎ、舞茸を加えて炒める。

鶏胸肉や野菜は食べやすい大きさに切ってください。

3.具材がしんなりしてきたら、いんげんを加えてさらに炒める。

4.油が回ったら耐熱皿に分けて入れる。

いんげんの存在感たっぷり!見た目も鮮やかでキレイですね。

上から多めにホワイトソースをかける。

もちろん、一からホワイトソースを作ってもいいですが、今回は手軽にホワイトソースの素を使いました。牛乳で粉を溶くだけなので簡単です。

5.上からチーズをのせたら200度のオーブンで焦げ目がつくまで焼いたら完成。好みの焼き加減に焼いてみてくださいね!

いんげんがチーズやホワイトソースとよく絡んで美味しいです。あえて切らずにドーンといんげんを入れたことで、いんげんの存在感が際立っています。食べにくいことは全くないので、インパクトのあるこの形にしてみました。

鶏肉も入っているので、ちゃんとタンパク質もとれて栄養的にもバッチリです。ホワイトソースとチーズの効果で子どもも食べやすい一品ですよ。

旬のいんげんをたくさん食べよう!

いんげんは緑黄色野菜なので、栄養価はたっぷりです。特にカリウム・鉄・亜鉛などが豊富に含まれています。疲れが溜まりやすい夏の体に適した野菜ということになりますね。

ビタミンB1、ビタミンB2が多く含まれていることもポイントです。ビタミンB群は疲労回復成分として知られているので、夏の疲れた体を癒してくれることが期待できます。

こう見てみると、いんげんは夏に積極的に食べたい野菜ということが分かりますね。今回ご紹介したように、子どもでも食べやすく、大量消費できるレシピを活用して、是非今年の夏はいんげんをたくさん食べてみてください。