千葉県習志野市在住、管理栄養士の戸田綾子です。毎日忙しいワーママさんにおすすめしたい、10分で作れる子ども達が好きな味噌味の豚バラ炒めレシピを紹介していきます。ナスとピーマンが入るのでボリュームがあり、夜ごはんのレシピに最適です。ナスとピーマンが好きではない子どもでも、味噌味に仕上げることで食べやすくなります。

ナスとピーマンの豚バラ炒めの作り方

【材料】(4人分)
豚バラ肉 150g
ナス 3本
ピーマン 3個
サラダ油 適量
★砂糖 大さじ1/2
★酒 大さじ1
★みりん 大さじ1
★味噌 大さじ2

【作り方】
1.ナスは乱切り、ピーマンは短冊切りにしておく。★を合わせて、合わせ調味料を作っておく。

2.ナスは水にさらして、あく抜きをしておく。

3.フライパンにサラダ油をひいて、豚バラ肉を炒める。

4.ナスとピーマンを加え、しんなりしてきたら★の合わせ調味料を入れる。

5.味が馴染んだら、完成。

野菜の切り方を工夫して時短に

使用している食材と下処理方法に時短のコツがあるので、詳しく紹介していきます。

<豚バラ肉>
豚肉といっても、豚バラ肉をはじめとして豚ヒレ肉,豚もも肉,豚ロース肉など多岐にわたります。それらの中で豚バラ肉は最も薄くかつ一口サイズ程度なので、火の通りが最も早く時短料理にはとても適しています。さらに、調味料の味染みもよいので、使い勝手がよい食材と言えるでしょう。

<ナス>
ナスは乱切りにすることで、時短につながります。その理由は、包丁を適度に適当に入れることで断面の面積が多くなり、火の通りと調味料の味染み時間が短縮されて時短効果が期待できます。

<ピーマン>
ピーマンは細切りではなく、あえて短冊切りがおすすめです。ナスの大きさに近づけることで、ナスとピーマンを同時にフライパンに加えることができるので時短につながります。また、ピーマンの存在感が出てくるので、ボリュームアップにもなります。

味噌で子どもたちが食べやすい味に

上記で紹介した時短のコツ以外にも、おすすめポイントがあります。ピーマンやナスは、残念ながら子どもには比較的嫌われやすい食材となってしまいがちです。理由は子どもによってさまざまですが、少し苦みを感じる味,食感,見た目の色など、多岐に渡ります。

まずは味の改善ということで、子ども達に馴染みがある味噌を使用しています。味噌味で仕上げることで野菜のクセを感じにくくなり、食べやすくなります。さらに、酒と同量のみりんを入れることでコクと旨味を感じやすくなり、より食べやすい味に近づきます。

これを機に、子ども達とピーマンとナスの距離が縮まり、日常的に食べられるようになれば幸いです。