こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターひなた葵です!新型コロナウイルス流行で外出自粛中の備蓄飯としてお餅が注目を集めていますね。お餅は日持ちもするし、場所もそれほど取らないのでストック食品として優秀なんです。我が家もいくつか用意しましたよ! だけど、雑煮や焼き餅ぐらいしか使い道がなくない?と悩むそこのあなた!今回は15分で作れるお手軽お餅のアレンジレシピを3つご紹介していきます。

お餅のグラタン

初めにご紹介するのはお餅のグラタンです。余り食材だけで作れるのでとっても手軽ですよ!

【材料】(2人分)
じゃがいも 2個
切り餅 2個
ピザソース 適量
ピザ用チーズ 適量

【作り方】
1.ジャガイモを3mmくらいの厚さに薄切りする。

2.もちを5mmぐらいの厚さに切って、耐熱皿にジャガイモと共にのせる。

3.上からピザソースをかける。

ピザソースがなければケチャップでも代用可能です!

4.チーズをのせて200℃のオーブンで10分ほど焼いたら完成。

チーズがとろりと溶けて、具材に火が通っていたら完成です。

ジャガイモグラタンはもともとあるので、ケチャップやチーズにジャガイモが合うのはもちろんですが、お餅も意外と合うんですよ!洋風アレンジも結構イケます。今回はジャガイモと合わせましたが、ジャガイモでなくナスやアボカドなど他の野菜でも作れます。

ウインナーなどを加えてもいいですし、冷蔵庫の余り食材を加えて整理を兼ねて作ってみるのもおすすめです。

お餅の肉巻き

こちらはお餅をお肉で巻くだけでとっても手軽なのに、ボリュームおかずができちゃう一品です。甘辛い味付けは家族みんなハマっちゃうこと間違いなし!

【材料】(4個分)
切り餅 2個
スライスチーズ 2枚
豚スライス 4枚
エノキ 半株程度

ごま油 大さじ1
みりん 大さじ2
醤油 大さじ1

【作り方】
1.切り餅をそれぞれ4等分にする。

2.半分に切ったチーズとお餅2切れをスライス肉で巻いていく。

3.フライパンにごま油を入れ、巻き目を下にして焼く。

4.巻き目がくっついたら周りにエノキを加えてさらに炒める。

5.肉に火が通ってきたら調味料を加えて炒め、こんがりとしてきたら完成。

とろーり溶けたチーズとお餅の弾力で、少ないお肉でもお腹が満足できちゃう一品です。甘辛い味付けは、砂糖醤油で食べることもあるお餅にもぴったりと合います。

チーズは加えなくてもOKですが、加えるとまろやかさとコクが出るので是非試してみてください!

お餅の黒ごま炒め

3つめは黒ごま炒めです。見た目が何ともインパクトのある感じですが、黒ごまとごま油のダブルの風味でカリッと美味しく仕上がります。あるようでなかったお餅の炒め物。是非お試しあれ!

【材料】(3人分)
切り餅 3個
ねぎ 1/2本
ごま油 大さじ1
みりん 大さじ2
醤油 大さじ1弱
黒ごま 大さじ3~4

【作り方】
1.ネギを一口大に切り、ごま油で炒める。

2.餅を半分に切り、600Wのレンジで1分ほど加熱する。

3.餅とネギをフライパンにいれ、焼き色が付いてきたら醤油とみりんを加える。

4.餅やねぎを裏返して、両面に焼き色を付ける。

5.黒ごまを加えて、よくまぶしたら完成。

お餅を焼くことはあっても、油で炒めるという発想はこれまでありませんでした。でも、ふと思い立ってお餅自体をおかずにしてしまおうと思って炒めてみたら、想像以上に美味しくてびっくりしました。

お餅自体の味はシンプルなので、基本的にはどんな味付けも合います。今回はごま油で炒めることによってお餅にコクを付加し、醤油の香ばしさを加えたところに、黒ごまでコーティングをしました。

お餅の弾力も食べ応えバッチリですし、付け合わせにしたネギも香りが出ていて美味しいですよ!

お餅をアレンジすれば時短に

今回ご紹介したように、炒め物やオーブン焼きなど、普段料理するメニューの中にお餅を加えるような形にすれば、飽きることなくお餅料理が楽しめるんです。

お餅は火の通りが早いので、ササッと一品完成できちゃう嬉しい時短ポイントもあります。新型コロナウイルスの影響でなかなか買い物に行けなかったり、いざという時のために備蓄をしておこうという時の助けにお餅のおかずはなってくれるはずです。

お餅はクセがない分、どんな料理に変身させても違和感なく食べてもらえますよ。是非炒めたり、焼いたりとアレンジしながら美味しく食べてくださいね。

お餅は早めに消費しよう

お餅が日持ちするとはいえ、開封後どのくらい持つのか不安になるかもしれません。外袋を開封したお餅を冷蔵庫に入れておくと、水滴が内袋に溜まったりして、大丈夫なのかなぁと思ったりしていたので、お餅が古くなるとどうなるのか調べてみました!

お餅は古くなってくるとカビが生えてきてしまいます。カビが生えたお餅は基本的には食べられません。カビが生えたところが部分的であれば、丁寧に切除すれば他の部分は食べられますが、カビの範囲が広域であれば食べるのはやめておきましょう。

一方、個包装されているお餅はカビが生えにくくなっています。なぜかというと、カビが好む酸素をカットする窒素が含まれているからです。とはいえ、酸素に触れられないように作られているのは、あくまで外側の大袋の話です。個包装の袋は酸素を通してしまうので、時間が経てばカビが生えてきてしまうので注意が必要ですよ!

また個包装のお餅って時間が経つと中に水滴が生じることがありますよね。そのまま食べても大丈夫か少し不安になりますが、水滴が生じたお餅を食べても健康に影響はありません。お餅に含まれた水分が出てきているだけとのことです。

ただ、あまりの長期保存は、お餅の風味が損なわれることもあるので、なるべく早めに消費するのが美味しく食べるためのポイントとなります!