家庭料理とパン教室講師・Delice Kitchenの山本ゆりこです。外出自粛により今まで帰り際に買えた惣菜も、今は自宅で作ることが増えてきました。テイクアウトすると新しい味に出会え、食卓で囲むおうちごはんを一層楽しめますね。その気持ちを味わっていただけるレシピをご提案いたします。作り置きにも使えるメニューを「デパ地下惣菜風」に仕上げました。短時間で作れるのはもちろん、少し余裕があるときには一層美味しく仕上がるコツも記載しておりますのでお役立てください。

野菜とキノコでヘルシーに

彩りが綺麗で元気がでてくるビタミンカラー、さっぱりといただけるので大量に作って、普段の食卓の添え野菜として出していただけるメニューです。こんなときだからこそ頑張っているお母様も週末にワインと共にリラックスしてご堪能ください。

【材料】(5人前)
オリーブオイル 適量
にんにく 1片
しめじ 1パック
ブロッコリー 1房
赤パプリカ 1/2個
塩 少々
ブラックペッパー 少々
バルサミコ酢 大さじ1~
はちみつ 小さじ1~

【作り方】
1. にんにくを包丁の腹でつぶす、またはみじん切りにし、野菜は食べやすい大きさにカットする。耐熱容器にブロッコリー、大さじ1の水と塩(分量外)を入れふんわりとラップをかけ600Wで2分~加熱する。
※しめじは手でさくと風味良くなります。

2.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて加熱し、しめじをいれる。

※しめじは写真のように焼き目をつけるように動かさず焼くと美味しく仕上がります。

3.残りの野菜と塩とブラックペッパーを入れさっと炒める。
4.皿に(3)を取り出しフライパンにバルサミコ酢と蜂蜜を入れ煮立たせる。
5.(3)の野菜をフライパンに戻しソースと和える。
6.お皿に盛り付けて完成。

<アレンジ>
工程3の後、白ワインビネガー大さじ1~と和えマリネするとさっぱりいただけます。

レンジ活用で時短

火通りの悪い野菜は電子レンジの力を借りて加熱します。庫内での発火を防ぐため、必ず水を入れふんわりとラップをかけてください。少し塩を入れると味がまとまりやすくなります。

また、しめじをフライパンで焼き目をつけながらグリルする時間に洗い物やレンジ加熱など他のことに手を付けられます。しめじはあまり動かさず焼き目をつけることを意識してください。驚くほど仕上がりに違いが出ます。放置する時間が増えるうえ、美味しくできるので、こちらのメニュー以外にも応用していただきたい調理テクです。

お子様はもちろんお母様にも楽しんでほしいメニュー

さっぱりしていて蜂蜜で味付けをしているので、お子様も美味しくお召しいただくことができます。我が家では大人用に取り分けてからブラックペッパーと岩塩を少し多めにふりかけて食卓に出し、週末はワインとともにいただいています。

倍量でお作りいただけば、作り置きにもできます。白ワインでアレンジしたレシピはすぐにお召しあがりいただくよりも半日以上おいた方が味が馴染み、美味しくお召しあがりいただけますので作り置きにぴったりです。もう一品足りない、彩りが足りない時に重宝します。栄養満点の野菜をグリルしているので冷蔵庫にあると安心します。

テレワークで食事を作るどころではない状況下と思います。大量に作って日々の料理のつけあわせとしてご活用ください。皆様のテレワーク中の晩ごはんの一品としてお役に立てたら幸いです。