こんにちは!野菜・美容・子育てライターのかたおかはなです。今回は魚焼きグリルの活用法を徹底紹介します! 魚焼きグリルの疑問からお手入れ方法、魚焼きグリルを使った「15分で作るレシピ」まで分かりやすくまとめてみました。使用を控えていた方も魚焼きグリルを使って夕飯をもっと楽に作ってみませんか?

「15分で夜ごはん」を作るために魚焼きグリルを使う4つのメリット

私は2歳と6歳の子育てをしながらフルタイムで勤務をしています。帰宅してからのご飯作りは本当に大変ですよね。できるだけ短時間に、そして簡単に夕飯を作りたいものです。そんなワーママ達にオススメなのが「魚焼きグリル」です。

魚だけでなく野菜やお肉も美味しく、しかも簡単時短で作ることができちゃいます。でも、魚臭さが野菜やお肉に付かないか心配される方や、お手入れも面倒なイメージを持たれる方も多いでしょう。

魚焼きグリルにも種類があります。まずは、ご自宅の魚焼きグリルのタイプをチェックしてみてください。チェックのポイントは2つ!片面焼きか両面焼きなのか、また、受け皿に水を入れるタイプか不要なタイプかです。

火口が上だけについているのが「片面焼き」、上下に付いているのが「両面焼き」となっています。両面焼きの場合は、上下から食材を焼けるので片面焼きと違って表裏とひっくり返す必要がありません。また、グリル内の温度もすぐに温まるので余熱の必要もなし。片面焼きのおよそ2/3程度の調理時間で仕上がります。

次は受け皿の水です。水が不要なタイプはお手入れはしやすいですが、水が必要なタイプと比べるとグリル内の温度上昇に時間がかかります。

魚焼きグリル使うとどんなメリットがあるのでしょうか。4つのメリットをまとめてみました。

すぐに高温!余熱は短時間でOK

魚焼きグリルはすぐに高温になるため、余熱も調理時間も短時間ですむのです。片面焼きグリルの場合は300度以上、両面焼きの場合は400度くらいまで一気に上昇します。電子レンジやトースター、オーブンと比べても魚焼きグリルが最も高温になるうえに食材の中までスピーディーに火が通るため時短にも!

また、余熱時間は片面焼きの場合は約3分、両面焼きの場合は約1分で完了します。

野菜の旨みと栄養がたっぷりに

魚焼きグリルは対流熱で一気に食材を温めるため、野菜をグリルすると野菜の表面から水分が蒸発し抜けていきます。すると、野菜本来の濃厚な甘みや旨みを引き出すとともに栄養価も高くなるのです。

オリーブオイルや岩塩をかけてグリルすると野菜もジューシーに美味しく仕上がります。野菜嫌いな子どもたちも野菜の甘さや旨さに驚いて食べてくれるかもしれませんね。

お肉はヘルシーに仕上がる

魚焼きグリルといっても魚だけでなくお肉も焼くことができます。お肉をグリルしている間にお肉の油が流れ落ちるため、フライパンなどでお肉を焼くよりも油脂分をカットすることができるのです。外側はカリッと中はジューシーに短時間でヘルシーに美味しく仕上がります。

ながら調理で時短に

コンロでお味噌汁やスープを作りながら、電子レンジで食材の下茹でをしたりと大忙し! 副菜や味噌汁などを作りながら、魚焼きグリルでお肉やお野菜を焼いてメインを同時に調理することができちゃいます。

しかも、調理は魚焼きグリルにお任せ!時短ができるうえにセットして点火するだけなので簡単にメイン料理が作れますよ。

魚焼きグリルがあれば、コンロや電子レンジと同時に調理ができます!それだけで時短調理が可能ですが、魚焼きグリルを使った15分で手軽に作れる!野菜を美味しく食べられるレシピを3つ紹介します。

彩り野菜のグリル焼き

パプリカやアスパラガス、トマトなど彩豊かに野菜を魚焼きグリルで焼き上げるだけの簡単レシピです。

【材料】(4人分)
黄色パプリカ 1個
ミニトマト 8個
アスパラガス 1/2束
ナス 1/2本
舞茸 1/2パック
塩胡椒 各小さじ1
オリーブオイル 大さじ1

【作り方】
1. 各野菜をよく洗い水気をしっかりと取り除きます。黄色パプリカは1/2にカットし種とヘタを取り除きます。

2. トマトはヘタを取り、アスパラガスは筋を取り根元の皮をピーラーでむき4等分くらいにカットします。

3. ナスはガクを取り除き1cmほどの輪切りか半月切りにします。舞茸はガクを取り除き手でさきます。

4. 野菜に塩胡椒、オリーブオイルをかけ、魚焼きグリルの網に直接置くかアルミホイルを引いたうえに野菜を置きます。

5.両面焼きグリルなら上下強火で5分、片面焼きグリルなら強火で表裏各5分でグリルします。ほんのりと焦げ目がついたら完成です。

そのままグリル野菜として食べてもよし、ピクルス酢につけてもよし、カレーの付け合わせにしても美味しいですよ。野菜の甘味や旨みを味わえるとともに、煮たり炒めたりするよりもグリルした方が野菜のビタミンをより多く摂取することができますよ。

根菜のグリルハーブ

れんこんやかぼちゃにかぶなどの硬めの根菜類は、魚焼きグリルで蒸し焼きにすることで柔らかくなり、小さな子どもでも食べやすくなります。今回は、魚焼きグリルで使える調理器具を使って作ってみました。

【材料】(4人分)
れんこん 5~6cmくらい
かぼちゃ 1/6個
かぶ 2個
ミニトマト 10個
ブロッコリー 1/2個
塩胡椒 適量(※あればハーブなどスパイスが多めに入った塩など)
ローズマリー 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1

【作り方】
1.かぼちゃはレンジで600W・2分ほど温め一口大にカットし、れんこんは皮をむいて半月切りにし酢水に5分ほど浸す。

2.ミニトマトはヘタをとり、カブは6等分にカット、ブロッコリーは茎の部分も使うので食べやすく一口大にカットします。

3.(1)(2)を調理器具(今回はグリラーを使用)に入れ、塩胡椒・ローズマリー・オリーブオイルをいれます。

4.魚焼きグリルで10分焼き、3分ほど余熱で温めたら完成です。

味付けをしなくても野菜そのものの旨味や甘みを味わえます。硬めの根菜類も柔らかくなっていますので、野菜嫌いなお子さんでも美味しく食べられますよ。

チキンと野菜のグリル

オリーブオイルとにんにく・ハーブ・塩胡椒に漬け込んだチキンをトマトやカブと一緒に魚焼きグリルで焼きます。

【材料】(4人分)
鶏もも肉 600g
塩、胡椒 適量
オリーブオイル 大さじ2
ローズマリー 小さじ1
にんにく 1かけ
カブ 2個
ミニトマト 8個

【作り方】
1. 鶏もも肉にフォークで穴をあけ、塩胡椒します。

2.ポリ袋にオリーブオイル・ローズマリー・スライスカットしたにんにくを入れ、さらに(1)の鶏肉を入れ揉み込みます。

3.カブは6等分、ミニトマトはヘタをとります。

4.魚焼きグリルに火を入れ、1分ほど余熱して温めます。

5.網に(2)のチキンと(3)のカブとミニトマトを置いてグリルします。

6.片面焼きの場合は表裏を強火で5分ずつ、両面焼きの場合は強火で10分焼きます。焼き目が付き、中まで火が通ったら完成です。

チキンの余分な油が下に落ちるのでヘルシー!皮はパリッと中はジューシーなお肉が仕上がりますよ。チキンと野菜を一緒に焼けるのでメイン料理と野菜を一緒に作れちゃいますよ。

魚焼きグリルって魚の臭いが食材に付くの?

これまで魚焼きグリル魚しか焼いたことのない方は、お肉や野菜をグリルした時お魚の臭いが食材に移ってしまうのではないかと心配になる方も多いのではないでしょうか。実は、そんな心配はご無用なんです。

魚焼きグリルは点火後、一気に温度が上昇し対流熱で食材の表面から水分が外へ出るため、魚の臭いがつくことはありません。しかし、冷めてしまうと対流熱がなくなり魚の臭いが食材についてしまうリスクが高くなります。完全に冷める前にグリルから取り出しましょう。

どうしても臭いが気になる場合には、5~10分ほど空焚きにすると良いでしょう。

魚焼きグリルの簡単お手入れ方法は

ひと昔前の魚焼きグリルは、パーツをバラバラにすることができなかったので洗うのも乾かすのもひと苦労。しかも、場所も手間もかかるというイメージが先行し魚焼きグリルがあっても使わないというご家庭も多いでしょう。

しかし、最近の魚焼きグリルはパーツを簡単に取り外しばらすことができるのでお手入れも簡単にできますよ!しかも、取り外しができるため場所もとりません。とは言え、やっぱりその都度洗うのは手間という方もいらっしゃるでしょう。そこでご紹介したいのが、100円ショップでも買える「グリル敷石」です。

グリルの受け皿にアルミ箔を敷き、その上にグリル敷石を置くだけ!この石のため、お水を入れる必要もありません。使用後は、油が垂れた部分を取り除きうっすらと黒くなった部分はかき混ぜて次回使用します。全体に黒くなってきたら取り替えのタイミングです。受け皿を使用の度に洗わなくて良いのでお手入れがとても楽になります。

お手入れも簡単にする調理器具活用でさらに時短!

今回、レシピの箇所でも登場しましたが、魚焼きグリルで使える専用調理器。私が使用したものは、電子レンジでも使用が可能です。

この調理器具を使えば、洗い物も少なくすみます。魚焼きグリルに直接油が落ちないのも嬉しいですね。また、料理の幅も広がりますし調理の時短にもなるのでお勧めです。