焼肉のドレスアップにヨーロッパ野菜、オシャレに洋風を演出
さいたま市南区の「タン・シャリ・焼肉たんたたん」は2016年3月に開店した牛タンが自慢の焼肉店。米国ケンタッキー州で肥育されるUSブランド牛「クリークストーン」にほれ込んだ品揃えが焼肉通から密かに注目を集めている。素材へのこだわりは脇役の野菜でも同じ。牛タンの存在感に負けじと地元・埼玉県産ヨーロッパ野菜を活用している。
地元・埼玉の野菜だと知って親近感
使っているヨーロッパ野菜は主に「ゴルゴ」と「スティッキオ」。この2種をベースに旬の野菜を組み合わせて「日替わり野菜焼き」(400~600円)、「季節のナムル」(450円)を提供している。
松岡純也店長は「焼肉店の場合、肉の品質はアピールできても、野菜のこだわりを訴求するのは難しい。そこで、ひと目で分かるヨーロッパ野菜で差別化しました」と語り、「お客さまは目新しい見栄えに驚き、地元野菜だと知って親近感を感じているようです。一度食べて感心された方はほとんどが友達を連れてリピートされますね」と明かす。
根菜のゴルゴは薄切りにして、茎菜のスティッキオはスティック状のまま提供しており、焼くと野菜の持ち味が引き立ち、食感も心地よい。そのまま食べても十分なのだが、肉やタンで巻いて食べると、ちょっとオシャレな洋風焼肉として堪能できる。
「焼肉店のドレスアップにうってつけ。女性集客のキラーアイテムとして役立つと思います」と松岡店長。「今後、別のヨーロッパ野菜も積極的に活用したいですね」と意気込んでいる。
〈左〉「ゴルゴ」
彩り鮮やかな年輪模様。砂糖大根やテーブルビートとも呼ばれる根菜。独特の香りがあり、甘く軟らかい食感と紅白の年輪模様が特徴。加熱しても生で持ち味が引き立つ。
〈右〉「スティッキオ」
さわやかな香りと甘味。スティック状の見栄えが抜群。食欲をそそるさわやかな香り、ほんのりとした甘味が特徴。加熱しても生でも食べやすい。日本生まれのイタリア野菜。
●店舗情報
「タン・シャリ・焼肉 たんたたん」
所在地=さいたま市南区別所7-1-16
◇外食レストラン新聞の2017年7月3日号の記事を転載しました。
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