こんにちは。管理栄養士・ワーママのmidoriです。今回はひき肉から作る野菜入りのハンバーグ種を使った丼メニューを2品ご紹介します。ひき肉は消費期限が短い食材です。そのまま冷凍しても良いのですが、買ってきた際に下ごしらえをし、ハンバーグ種を作って冷凍をしておくと使いやすくおすすめです。
ハンバーグ種があれば、このメニューを作る当日の朝、解凍して夕食前に加熱するだけで、1品で野菜も食べられるハンバーグが仕上がります。そのまま食べてソースをかけてもおいしいハンバーグですが、今日は2品の丼メニューに展開します。あとは汁物を準備すれば、あっという間に15分で夕ご飯が完成します。ぜひお試しください。

野菜が苦手な子どもも喜ぶハンバーグ種を作って冷凍保存

子どもが苦手な野菜もみじん切にしてハンバーグ種に入れれば食べられます。我が家の子供たちはきのこが苦手なので、細かく刻んで加えています。苦手な野菜は特に細かく刻んで、ぜひお試しください。

【材料】(8個分)
牛豚ひき肉 500g
塩 小さじ1/2
卵(M) 1個
A 牛乳 大さじ2
A パン粉 大さじ3
玉ねぎ 小1個(150g)
人参 5cm(40g)
まいたけ 少々(10g)
サラダ油 少々

【作り方】
1.野菜はみじん切りにします。

2.フライパンにサラダ油を熱し、(1)と塩少々を加えて炒めます。野菜がしんなりすれば火を止めしっかり冷まします。

3.ボウルにひき肉と塩を入れ、粘りが出るまで練ります。卵、あわせたAを入れてなじむまで練ります。(2)を入れて全体にいきわたれば、8等分にします。

4.空気を抜きながら小判型に形を整え、1回に使用する分ずつ保存袋に入れて冷凍保存します。

刻む野菜は、ネギ・しめじ・ピーマンなど他の野菜でも代用できます。たまねぎは甘みが出るので最低1/2個(100g程度)は入れるのがおすすめです。計200g程度のみじん切り野菜をご用意ください。

和風ロコモコ丼

てりやきタレがかかったロコモコ丼。つけあわせのきゅうりも、うちの子供たちは大好きです。

【材料】4人分
ごはん 適量
ハンバーグ種 4個
サラダ油 少々
酒 大さじ2
A 醤油 大さじ2
A 酒 大さじ2
A 砂糖 大さじ2
A みりん 大さじ2
B 片栗粉 小さじ1
B 水 小さじ1

<つけ合わせ>
きゅうり 1本
醤油・砂糖・すし酢 少々
うすらのたまご 4個
ミニトマト 8個

【朝の事前準備】
・朝に米をとぎ、夕方炊けるようにタイマーをセットしておきます。
・ハンバーグ種を冷凍している場合は、朝のうちに冷蔵庫に移して解凍します。

【作り方】
1.付けあわせを作ります。きゅうりは蛇腹切り(じゃばらぎり)にし、手で食べやすい大きさにちぎります。ちぎったきゅうりをビニール袋に入れ、醤油・砂糖・すし酢を入れてもみます。

<蛇腹きゅうりの作り方>
蛇腹切りをすることで味が短時間で染みやすくなります。包丁で斜めに切り込みを入れます。その際、下まで切り落とさないように2/3くらいの深さまで切り込みを入れます。きゅうりを裏返し、同様に切り込みを入れます。

2.ハンバーグを焼きます。フライパンにサラダ油を熱し、ハンバーグを両面焼き色がつくまで焼きます。
3. 酒大さじ2杯をふりいれ、蓋をして約6分加熱し、ハンバーグの中心まで火を通します。
4. あわせたAを回し入れて、ハンバーグを返しながらたれをからませます。

5. あわせたBで水溶き片栗粉を作り、(4)のタレに少しずつ入れて混ぜ、とろみをつけます。お皿にごはんを盛り、ハンバーグとたれをかけます。
6.フライパンを洗い、目玉焼きを作ります。フライパンをあたため、サラダ油を入れてうずらのたまごを割り入れます。水を入れて蓋をし、2〜3分火にかけます。

7.ハンバーグの上に目玉焼きをのせ、付けあわせのきゅうり、ミニトマトを添えます。

<時短のコツ>

ハンバーグ種が仕込んであると、短時間で作れます。フライパン1つで作れて洗い物が楽です。野菜もハンバーグ種に入っているので、汁物を添えればあっという間に、肉、卵のたんぱく質、野菜も摂れる栄養バランスの調った夕食が仕上がります。

オムハヤシ風 ハンバークのせ

ごはん、ハヤシスソース、ハンバーグ、オムレツ。こどもが大好きなものばかり豪華に重ねたひと皿です。

【材料】(4人分)
ごはん 適量
ハンバーグ種 4個
サラダ油 少々
赤ワイン 大さじ2

<ハヤシソース>
玉ねぎ 1/2個
人参 4cm分
しめじ 20g
豚肉(こま切れ) 50g
サラダ油 少々
赤ワイン 大さじ3
Aカットトマト缶 大さじ3
A 水 大さじ3
A ケチャップ 大さじ1
A デミグラスソース(調味用) 150g
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1/6

<オムレツ代わりのスクランブルエッグ>
卵 3個
砂糖 ひとつまみ
塩 ひとつまみ
マヨネーズ 大さじ1

【朝の事前準備】
・朝に米をとぎ、夕方炊けるようにタイマーをセットしておきます。
・ハンバーグ種を冷凍している場合は、朝のうちに冷蔵庫に移して解凍します。

【作り方】
1.ハヤシソースを作ります。玉ねぎ・人参は千切り、しめじはほぐします。(きのこが苦手なお子様には刻んでも良いでしょう)

2. 鍋にサラダ油を熱し、(1)、塩ひとつまみを入れて炒めます。少ししんなりすれば、豚肉も入れて炒めます。

3.肉の色が変われば、赤ワインを入れて炒めます。Aを入れてよく混ぜて約7分煮ます。

4.砂糖、塩を入れて味をととのえ出来上がりです。

5.ハンバーグを焼きます。フライパンにサラダ油を熱し、ハンバーグを並べます。焼き色がつくまで両面焼き、赤ワインを入れ、蓋をして中火にして7分程度加熱し、中まで火を通します。

6.(5)のハンバーグを取り出し、フライパンを洗いスクランブルエッグを作ります。卵を器に割りほぐし、マヨネーズ、塩、砂糖を加えます。フライパンにサラダ油を熱し中火にし、卵を3回に分けて加え、その都度大きく混ぜます。好みの硬さまでかたまれば出来上がりです。

<時短のコツ>

・フライパンと鍋を使い、まずハンバーグをフライパンで焼きます。焼いている間にソースを作り、ハンバーグが焼ければ同じフライパンを洗って使い、スクランブルエッグを作る流れでいくと、時短でスムーズです。
・卵はあえてオムレツを作らず、失敗のないスクランブルエッグにしました。やわらかい食感を作るために、たまごの中にマヨネーズを入れ、半熟状になるまで大きくヘラを動かします。簡単にふんわりした食感のオムレツ風たまごが仕上がります。
・千切り野菜と顆粒コンソメを使ったコンソメスープを作れば、あっという間に洋風献立の出来上がりです。

まとめ

時間があるときにハンバーグ種を仕込んでおけば、毎日の晩ごはん作りがとても楽です。休日に子供と一緒に作るのもおすすめです。

1回のハンバーグ種の仕込みで、2回分の夕食の仕込みをすることも可能です。種の中に野菜を入れれば野菜不足も解消します。また子供が苦手な野菜を食べることができます。

ソースとケチャップを混ぜ合わせたハンバーグソースをハンバーグにかけて食べるのもシンプルでおすすめですが、今回のように丼にしてしまえば、1品で満足できるごはんができ、洗い物も少なく、夕食作りがとても楽です。ご紹介したメニューをぜひお試しください。