管理栄養士・ワーママのmidoriです。今回は豆腐を使ったごはんが進むメニューを2品ご紹介します。よくスーパーで3個組パックなどの豆腐をみかけませんか? あのような豆腐を充填豆腐といいます。豆腐の原料の豆乳を凝固剤と一緒に1丁ずつ容器に充填、密閉、加熱して凝固して作られます。容器に密閉したのち、加熱凝固して殺菌をさせるため日持ちがするのが特徴です。週末まで、味噌汁に豆腐料理に、様々に使うことができます。
我が家では常に冷蔵庫にあり重宝しています。豆腐は高たんぱく質な食材で、様々な料理のバリエーションがあると、栄養バランスが調った夕食作りが簡単にできます。レシピには「充填豆腐」と書いていますが、いつも使っているお豆腐でももちろんOKです。

野菜いっぱい炒り豆腐

野菜の旨味が豆腐に染みておいしい1品! 我が子はごはんにたっぷりかけて食べています。

【材料】4人分
木綿豆腐(充填豆腐)1パック(約150g)
大根 6cm
人参 4cm
ピーマン 1/4個
しめじ 1/4パック(25g)
ごま油 小さじ1

A だしの素 小さじ1
A 砂糖 大さじ1
A 醤油 大さじ1
A みりん 大さじ1
A 水 150cc(豆腐の入っていたカップ1杯分)

すりごま 少々

【作り方】
1.大根・人参・ピーマンは1cm角に切り、しめじは1cm長さに切ります。

2.鍋にごま油を熱し、(1)を炒めます。軽く油がまわれば豆腐を入れて、豆腐を崩しながら炒めます。

3.Aを入れて、時々混ぜながら中火で煮ます。(約10分)
4.煮汁が具材に染み込めば、すりごまをかけて器に盛り付けます。

豆腐の水切りを省いて時短

豆腐は、崩しながら煮込んで水分を飛ばしていくため水切りが不要です。これで豆腐を水切りする手間と時間が省けます。煮込む際に使う水は、豆腐のカップを使えば計量カップいらずで計量できます。

野菜は時間があれば、朝切っておくとさらに時短になりますよ!また時間があれば朝作っておき、温め直して食べることもできる料理です。豆腐は水分も多く、傷みやすいため作り置きはできませんが、朝作って夕飯に食べるならば、問題ありません。

この料理は絹ごし豆腐でも作ることが可能ですが、木綿豆腐のほうが煮ている間に崩れにくいためおすすめです。やわらかく崩れた感じの豆腐が好きな方や、1〜2歳児くらいの小さな子には、絹豆腐で作ると木綿豆腐よりさらにやわらかく仕上がるので食べやすいかもしれません。お好みでお試しください。

野菜は冷蔵庫にあるもので、他にも代用可能です。しいたけ、えのきなどのきのこ類や、ごぼう、れんこんなどの根菜を入れてもおいしいです。

また丼にすると煮汁の味がごはんに染みておいしいです。豆腐のたんぱく質とたくさんの野菜がとれる1品で栄養バランスも良く、豆腐は安価なので家計にもやさしいメニューです。

エビチリソース風豆腐の煮こみ

ネギと豆腐があればできる!ごはんがすすむ、おいしい1品。辛さは後で調整するので、小さな子でも食べられるレシピです。

【材料】4人分
木綿豆腐(充填豆腐) 2パック(約300g)
長ネギ 1/2本
サラダ油 小さじ1

A 鶏がらスープの素 小さじ1/2
A 砂糖 大さじ1
A 醤油 大さじ1/2
A 酒 大さじ1/2
A ケチャップ 大さじ1・1/2
A 水 150cc(豆腐の入っていたカップ1杯分)

B 片栗粉 小さじ1
B 水 小さじ1

卵 1個
ごま油 少々
豆板醤 お好みで

【作り方】
1.長ネギはみじん切りにする。豆腐は2〜3cm角に切る。Bは混ぜて水溶き片栗粉を作っておく。
2.鍋にサラダ油を熱し、長ネギを炒める。Aを入れて混ぜ、豆腐を入れて5分くらい煮る。

3.Bを少しずつ加えてとろみをつけて、卵を少しずつ加えて混ぜる。ごま油少々を加える。

4.器に盛り付けます。

長ネギと豆腐があればできる

豆腐は、水切りをせず使うことができます。水切りをしなくても、ソースのとろみが豆腐につくため、おいしく食べられます。長ネギと豆腐があればできるメニューで、切る食材も少なく短時間であっという間に仕上がります。

辛いものが好きな方は、お皿に取り分けた後に、豆板醤を加えて辛さを足して食べると良いです。豆板醤はチューブ状のものも売られているので便利に使いたいですよね。ごはんにたっぷりかけて、丼にしてもおいしいです。

豆腐だけを使ったレシピなので安価なメニューになっていますが、煮込む際にエビを足してエビチリ豆腐にしてもおいしいです。

どちらのメニューも、手軽な材料で作ることができます。こどもが喜んでくれて、ごはんがすすむメニューは、重宝しますよね。忙しい毎日の夕食にぜひお試しください。