こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です。仕事の日が子どもの誕生日という場合、土日など余裕がある日にゆっくりお祝いすればいいのだけれど、誕生日当日もちょっとしたパーティーメニューを用意してあげたい!という時のために、パパッと15分で作れるレシピを紹介していきます。

メインからデザートまで4品作れちゃう

私も実際に仕事から帰宅後の15分で、こちらのメニューを作ることに挑戦しています。正直、時間ギリギリです(笑)。そのため、ゆったりと作る時間はないので、無駄な動きがないように事前に作業工程をイメージしておくことが1番のポイントとなってきます。

今回作るメニューはこちらの4品です。
・ハンバーグ
・レンコンチップサラダ
・人参ポタージュ
・フルーツポンチ

時間がかかるのはハンバーグの焼き時間程度で、あとは工程さえ頭に入れておけばすぐに作れるものばかり。簡単に作っていけますよ。

今回作るメニューの無駄がない作業工程のコツは、レンジをフル活用することです。スープに使う人参や、レンコンチップ、ハンバーグに添えるブロッコリーなどレンジを使って時短していきます。

そして、コンロは常にフル活用です(笑)

それでは、作業工程のイメージを膨らませていきましょう! まず、切る必要がある野菜は全て初めに切っておきます。バタバタしたくなければ、朝もしくは前日の夜など余裕がある時に野菜だけ切っておくのもアリですよ。

続いて、ハンバーグとスープ用の野菜を炒めていきます。この間にレンジで加熱する野菜を温めたりと、何も作業をしていない時間がないようにしましょう。

イメージとしては下記のように進めていくのが最短ルートです。

1.ハンバーグとスープの玉ねぎを炒める、レンジでスープ用の人参を加熱する。
2.レンコンをレンジで加熱する、ハンバーグのたねをこねる。
3.ハンバーグを焼く、ミキサーでスープの材料を細かくする。
4.スープに牛乳を加える。
5.サラダのレタスを千切る、缶詰にサイダーを注ぐ。

当日慌ててしまわないよう、この流れをしっかり押さえておけばOK!もたつかなければ15分で全て作り終えることができるはずです。

では、作業工程のイメージができたところで、それぞれの作り方を紹介いたします。作り方は1品ずつ紹介していきますが、先ほどお話ししたように、同時進行で進んでいくので注意をしてくださいね。

ハンバーグ

【材料】(3人分)
挽き肉 300g
玉ねぎ 1個半
卵 1個
パン粉 50cc
塩・コショウ 少々

水 100cc
ソース 大さじ1杯
ケチャップ 大さじ1
バター 大さじ1

【作り方】
1.玉ねぎ1個分をみじん切りにして炒める。残りの半個分は薄切りにしておく。

炒めた玉ねぎはアルミホイルなどにいったん出して粗熱を取った方が早くたね作りに移れるのでおすすめですよ。

玉ねぎを炒める工程自体を省略することも可能ですが、炒めた方がハンバーグの味にコクが出るので、できたら頑張って炒めちゃいましょう。

2.挽き肉・(1)の玉ねぎ・卵・塩コショウを加えてよく混ぜる。

3.パン粉を加えて粘り気が出るまでさらによくこねる。

牛乳は入れていませんが、パン粉がつなぎの役目を果たしてくれるので大丈夫です。

4.油を入れたフライパンにハンバーグを入れてやや強めの中火で4分ほど焼く。

4分焼いたらひっくり返しますが、ひっくり返す直前くらいのタイミングで、ソース用に薄切りした玉ねぎ半個分を隙間に入れて一緒に炒めましょう。

ひっくり返してまた4分ほど焼いて肉に火が取ったらいったんハンバーグを取り出しておいてください。

5.炒めた玉ねぎにソース用の調味料を加え煮詰めていく。

とろみが出てきたらハンバーグを戻してサッと加熱したら完成です。

このハンバーグが焼き時間などちょっぴり大変なので、ハンバーグを主軸に考えて、隙間時間に他の料理を作っていくイメージで進めていくといいですよ。

人参ポタージュ

【材料】(3人分)
人参 1本
玉ねぎ 半個
水 100cc
顆粒コンソメ 小さじ1
牛乳 400cc
バター 大さじ1

【作り方】
1.薄切りにした人参をラップに包んで600Wのレンジで1分50秒ほど加熱する。

2.薄切りにした玉ねぎを色がつくまで炒める。

じっくり炒めていった方が本当は美味しいのですが、それだとかなり時間がかかってしまうので、今回はやや強めの火力で早く色が付くようにしました。

3.玉ねぎに色がついてきたら、人参とバターを加えて、バターが溶けるまで炒める。

4.ミキサーに野菜と水・コンソメを加えたらしっかりと攪拌する。

5.攪拌した中身を鍋に移し、牛乳を加えてひと煮立ちさせたら完成。

野菜の優しい甘さが活きたまろやかなポタージュスープです。

今回は人参で作りましたが、カボチャやジャガイモなど好みの野菜や旬の野菜に置き換えて作ることも可能なので、ぜひいろいろと試してみてくださいね!

れんこんチップサラダ

【材料】(3人分)
れんこん 80g
レタス 5枚
オリーブオイル 小さじ1杯
好きなドレッシング 適量

【作り方】
1.薄くスライスしたれんこんにオリーブ油を回しかけ、600Wのレンジで2分ほど加熱する。

加熱が終わったら裏返してまた2分ほど加熱してパリッとしていたら完成です。まだパリッとした食感になっていなかったら再度加熱して調整してみてくださいね。

2.レタスをちぎって、レンコンチップをのせたら好みのドレッシングをかけて完成。

レンコンチップサラダはレンコンさえできちゃえばOKの超スピードメニューです。レンコンチップはそのまま何もかけずに食べても美味しいぐらい、素材本来の旨味が凝縮されています。

サラダにせずにそのままお子さんのおやつにもできちゃう万能レシピですよ。

フルーツポンチ

【材料】(3人分)
好きな缶詰 1缶
サイダー 400cc

こちらはレシピとして書き記す必要もないです(笑)。好みの缶詰とサイダーを用意したら、シロップを抜いた果物にサイダーをかけるだけ!

果物にサイダーのシュワシュワした刺激がものすごく合うんですよ!

子どもが炭酸の刺激が強そうだったらシロップを加えてみてもOKです。私は今回パインとナタデココの缶詰で作ってみましたが、爽やかで美味しかったです。

手順をイメトレすれば4品を15分で作れる!

駆け足で作り方を紹介して参りましたが調理するイメージは湧きましたか?

手のかかる工程はハンバーグのみです!それも焼き時間が必要なことくらいです。

ちょっぴり華やかになりつつも、調理工程が少なく済むものばかりで構成されているので、15分で4品という一見ハードルの高いチャレンジも、やってみたら意外と難なくクリアできたと感じてもらえるのではないでしょうか。

15分で4品を成功させる時短のコツは、冒頭でもお伝えしたように作業手順のイメージを膨らませておくことです。一つひとつの料理を順番に丁寧に作っていっては15分では終わらないので、同時に作業をしなければならない場面も多く出てきます。

少しでも余分な時間を取ることがないよう、充分なイメトレを事前にしておくことが時短の何よりのコツとなります!是非、特別な日の夜メニューに挑戦してみてくださいね。