こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です。冬の寒い時期にはポカポカと体が温まるご飯が食べたいですよね。そんな日の夜ごはんに、ロールキャベツはいかがですか? 冬に旬を迎えるキャベツはお手ごろな価格で手に入り、栄養価も高いので積極的に食べたいところです。
でも、ロールキャベツって作るのに時間がかかるイメージがありますよね。時間に余裕がないと作ろうという気持ちにはなかなかなれないメニューです。そこで今回は、巻かずに15分で作れるロールキャベツを2つご紹介していきます。

簡単!肉詰めで作れちゃうロールキャベツのクリーム煮

巻いて作ると時間がかかってしまうので、今回はざっくりと切ったキャベツに肉だねを詰めこんで煮ていく、ちょっぴり大胆なメニューをご紹介していきます。

【材料】(3人分)
合い挽き肉 100g
キャベツ 1/4個
玉ねぎ 1/2個
エリンギ 2本
水 500cc
コンソメ 小さじ2
クリームシチューのルー 2片
牛乳 150cc
塩・コショウ 少々

【作り方】
1.キャベツを1/4に切ったら葉を数枚残してくり抜く。

2.ボウルに野菜をみじん切りにしたものを入れる。

3.肉だねが粘り気が出るまでこねたら、キャベツのくり抜いたところに詰める。

4.鍋に水とコンソメを加えて10分ほど煮込む。

生のキャベツを煮込んで10分で火が通るの?!と感じるかもしれませんが、キャベツの断面の隙間に水が入り込むので、しっかり火が通ります。

キャベツを煮込む時に、隙間にくりぬいた時に余ったキャベツを細かくして加えたり、人参、きのこといったお好みの野菜を一緒に入れてみてもOKです。

5.キャベツに火が通ったらクリームシチューのルーと牛乳を加えてサッと煮たら完成。


ロールキャベツの断面層は下の画像のような感じです。キャベツもしっかり火が通っていて、しんなりとしていますよ。

クリームソースを自分で作ると大変ですが、シチューのルーを使えばとっても手軽に味付けができるので忙しい時にぴったりです。ロールキャベツもクリームの優しい味がして、とってもまろやかです。小さく切ってあげたら子どもでも食べられる味ですよ!

面倒な下準備の必要もなく、ザックリ切ったところに肉だねを詰めるだけでOKなので、仕事から帰った後でもパパッと15分で食卓に出せるメニューです。もし、もっと早く作りたいなと思ったらキャベツをラップに包んで少しレンジで加熱すれば、煮込み時間を短縮することができますよ。

シチューのルーを使って時短

今回のクリーム煮の時短ポイントは、巻かずにロールキャベツっぽい形に仕上げたところです。ザックリと切って肉だねを詰め込んだだけなのに、本格的なロールキャベツを楽しむことができますよ。

キャベツは旬の時期なら1玉100円程度で購入することができるので、たっぷりと気兼ねなく使うことができ、さらにビタミン類が豊富で栄養価にも優れています。

くたくたに煮込んでしまうので、小さな子どもでも噛み切ることができるので、離乳食が終わったぐらいの子どもであれば、同じメニューを家族みんなで楽しむことができますよ。

もう1つ時短のポイントとして、クリーム煮を作るのにシチューのルーを使いました。キャベツや肉だねの旨味と溶けあって主張し過ぎていないまろやかなクリーム味に仕上がるので、是非試してみてくださいね。

子どもも食べやすい!肉団子で楽しむロールキャベツ風トマトスープ

続いて、肉団子のスープのようですが味はロールキャベツ!といった一風変わったロールキャベツ風トマトスープの作り方を紹介していきます。一口大の肉団子が、子供には食べやすいかもしれません。

【材料】(3人分)
合い挽き肉 100g
キャベツの葉 3枚程度
玉ねぎ 1/2個
エリンギ 2本
水 500cc
コンソメ 小さじ3
ケチャップ 大さじ2
塩・コショウ 少々

【作り方】
1.キャベツの葉をざく切りにする。

2.野菜をみじん切りにして合い挽き肉と合わせ、粘り気が出るまでこねる。

3.鍋に水とコンソメを加え沸騰させる。

4.スープが沸騰したら、一口大に丸めた肉団子を加える。

5.肉団子に火が通ったらケチャップを加えてサッと煮たら完成。

ケチャップを加えなくてもコンソメ仕立てのロールキャベツ風になるのですが、それだとただのスープっぽいので、よりロールキャベツに近づけるべくトマト風味に仕上げてみました。

見た目は肉団子のスープ煮といった感じですが、お味は完全にロールキャベツです(笑)トマト缶だと小さな子どもが酸っぱがってしまう場合があるので、今回はあえてケチャップで仕上げています。

実際に5歳の娘の夕食に同じものを出してみましたが、お肉も野菜も食べることができていましたよ。

肉団子にして煮込み時間を短縮

巻かずに時短で作りつつ、ロールキャベツの味を再現する方法は?と悩んでたどり着いたのがこちらの肉団子の形式でキャベツと融合させるレシピでした。肉だねを一口大に丸めるので煮込み時間も少しで済むので大幅時短に成功しました。

味付けもトマト缶ではなくトマトケチャップを使うことによって子どもでも食べやすく、またこちらも加えて混ぜるだけで、他の調味をする必要がないので時短につながります。

とっても簡単に作れるのにお味はしっかりロールキャベツなので、ロールキャベツが好きな方にも納得して頂ける一品です。

まとめ

手間がかかるイメージのあるロールキャベツですが、キャベツの中に詰めたり、肉団子にしたりと少し工夫するだけで「15分で夜ごはん」を実現することができました。寒い冬は体の底からぽかぽかできるご飯を食べてほっこりとしませんか? ぜひ今回ご紹介したレシピを参考に、時短ロールキャベツに挑戦してみてくださいね。