こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です。仕事を終えて帰ってきたら、いかに早く夜ごはんを作るかの勝負ですよね。少しでも早くごはんを作るためには時短レシピだけでなく、やはりキッチン内の動線も鍵となってきます。
そこで今回は、引っ越しを5回経験していろいろなキッチンを見てきて分かった使いやすいキッチンの配置などをお伝えしていきたいと思います!「15分で夜ごはん」を作れるようになるキッチンのアイデアを見ていきましょう。

キッチンに三角形の動線を作ろう

素早く夜ごはんを作るためのキッチンのアイデアとはどのようなものなのでしょうか。

私は5回引っ越しを経験しているので、いろいろなキッチンを見てきたし、そのキッチンに合わせて家電などの配置もしてきました。でも、振り返れば決して使い勝手のいいキッチンではなかったと思います。

その頃から仕事をしていたのもありますが、キッチンも調味料などであふれていたし、部屋自体も散らかっていました…。遊びに来たお友達にも「もうちょっと片付けたら?」などと言われてしまうことも。

このままではいけない!と奮起し、使いやすいキッチンとはどのようなものかを徹底的に調べてみたんです。

水回りのプロの意見によると、やはり鍵となるのは「動線」です。動線を意識したレイアウトにすることで、ぐっと作業効率が上がるのです。

では、どのようなレイアウトだと作業効率が上がるのかというと、シンク・コンロ・冷蔵庫が三角形で結べることがポイントとなります。

上の画像のような状態ですね。

・食材を出す
・洗う
・切る
・加熱する
・配膳する

ザッと挙げてみると、調理をする時の工程はこのような流れになるかと思います。

こう見ると、冷蔵庫→シンク→コンロ→食器棚の横並びの配置だと流れ作業のようにスムーズにいくような気もしますが、うまくいかないんですよね。実際に今までの私のキッチンがこのタイプでしたが、時短や作業効率とはほど遠いのが実情でした。

調理をするとなると、一方向だけで終わるのではなく、冷蔵庫を開けてシンクに行ってと、行ったり来たりするものです。となると、動く距離が増えてしまう横並びのレイアウトよりは、動く距離が少なくて済む三角形のレイアウトの方が無駄が少ないということになるのです。

わが家のキッチンも三角形動線

下の写真が今の我が家のキッチンです。

図解すると下の写真のような感じのレイアウトです。

水回りのプロの方の提案する三角形とは、シンクとコンロの配置が逆になっていますが、一応三角形の動線になっています。

冷蔵庫の横の棚は隙間収納として置いています。中には、子どものおやつや、私の紅茶、幼児向け食器、ビニール袋の順に収納を入れています。

キッチンには食洗器がついているけれどあまり使っていません。でもお皿を拭くのは面倒なので、シンク横に2段式の食器を乾かす棚を置いていて、洗ったらそこに置き乾いたらしまうという方式を取っています。

流しに置くものは厳選しよう

流しには掃除をしやすくするためにあまり物を置かないようにしています。

元々添え付けのまな板ラックのところに、まな板を2枚収納しています。シンク付近には、ハンドソープ・三角かご・食器用洗剤・スポンジ・タワシを配置してあります。

そして、パッと掃除ができるように、
・キッチン泡ハイター
・油汚れマジックリン
・水の激落ちくん
の3点を用意しています。

夜ごはんの後にコンロや周りの壁をササッと拭き掃除をするようにしています。毎日サッと拭いておけば大掃除の時期もそれほど負担なくキレイにすることができるので、隙間時間にちょい拭きしておくのがおすすめです。

調味料や調理道具も効率を考えて収納

調味料はキッチンの大きな引き出しの中に収納しています。油や醤油・酒・みりんなどはここに入れてあります。

塩やコショウ、スパイスなどは100均の入れ物に入れて収納しています。こちらのトレーは電子レンジの上の棚の中に普段は入れてあって使う時に取り出しています。

電子レンジの上はスケール・調味料・輪ゴムなどを使いたい時にパッと出せるようにしています。

その他、サプリや薬もここで管理しています。サプリや薬を飲むときは飲み物がいるので動線を考えてここに入れてあります。高い所に置いて子どもの手が届かないようにするという目的もあります。

昔は2階の寝室で管理していたのですが、服用する際に飲み物がいることや、夏だと2階の部屋が暑くなり過ぎて薬の品質が劣化することが心配でキッチンへと移動させました。

調理器具はシンクの下に置いてあります。昔はコンロの下のスペースに置いていたのですが、シンクで野菜を洗った後にシンク下を開けて鍋やフライパンを取り出す方が動線的に無駄がなかったので変えました。

コンロ下には大皿や茶碗を置いています。こちらも調理後にサッとお皿が取れるので動きに無駄がなくなって正解でした。

調理器具は写真では分かりにくいですが縦仕切りを入れています。以前は平置きしていたのですが、取り出す時に上のものをどかさないといけないのが面倒だったので仕切りを入れた形に変えました。

これならストレスなく、取りたいものが片手でサッと取り出せるので便利です。

「無駄のない動き」へ工夫しよう

キッチンで工夫していることは、「無駄のない動き」です。先ほどの三角形の動線のように、ストレスなく取りたいものをパッと取れるように配置をしてみたつもりです。

自分の中で改良を重ね、今回ご紹介したような配置にたどり着きました。今ちょっぴり悩んでいることは、コップが増えてきてしまったことです。お土産とかでどんどん増えていきがちですよね。

引き出しの中でコップが乱雑に散らかってしまっているので、コップやお皿の整理のアイデアも見つけていきたいです。

食洗器はあまり使っていません。食洗器のお手入れをするのが面倒なので、それならパパッと手洗いしてしまった方が楽かな?と思っています。

でも、使ったお皿を拭くのは面倒なので、食器を乾かす棚を置いています。夜洗ったら、朝起きた時には乾いているので、後はしまうだけなので手間いらずですよ。

同じくポットのお手入れが面倒なので、ポットは置いていません。飲みたい分だけのお湯を沸かして紅茶を飲んだりしています。

普段、鍋はコンロの下に保管していますが、お湯を沸かす用の小鍋だけは常にコンロ横に常設しています。

こちらもいろいろ改良をした結果で、夜中にごそごそしてもうるさくないなどの理由からあえてしまっていません。

家電の配置も工夫を

冷蔵庫以外の家電は、オーブン棚のところにまとめました。お米を炊く時はスライド式の棚を引っ張ってきて炊いています。

ミキサーもここに収納していますが、使う時はコンロの横のコンセントを使った方が動線的に勝手が良いのでコンロ横で使用しています。

まとめ

「15分で夜ごはん」を作るためのキッチン作りは、どうしたら動きに無駄がなく済ませられるかだと思います。

私は何度も失敗を重ねながら今の形に落ち着いています。あくまで私の中でたどり着いた使いやすいキッチンのレイアウトなので、誰しもがこのスタイルに当てはまるわけではありません。

それぞれの使いやすいスタイルがあると思うので、無駄なく動けるキッチン作りの参考にして頂けたら幸いです。