食材を切って、焼いて、盛り付けて。戦争のような夕飯づくりの助っ人になるのがスライサーです。スライサーは食材の皮をむくだけのものと思ったら大間違い。包丁代わりに使えば、時間をかけずに食材を薄く切ることができますよ。スライサーでカットした食材は、加熱する際も火が通りやすく、見た目も美しいので盛り付けも簡単。今回は15分で完結するスライサーを使った献立をご紹介します。

サラダも炒め物もスープも!スライサーがあれば簡単便利

夕食を作るとき、食材を切る時間って結構かかっていませんか。意外と食材をどんな風に切ろうかと悩むことも多いはずです。そんな時はぜひ一度スライサーで全ての食材を切ってみてください!スライサーを使う作業が楽しいだけでなく、加熱や盛り付けなど、その後の作業も楽になるのでおすすめですよ。

大根と乾燥わかめのさっぱりサラダ

【材料】(2人分)
大根 10cm程度
乾燥わかめ 大さじ1
胡麻油 適量
ポン酢 適量
白胡麻 適量

【作り方】

  1. 大根は皮をむいて1cm程度の厚さに切り、スライサーで薄切りにする。
  2. (1)をボウルに入れ、乾燥わかめを加えて和え、5分ほどおいておく。
  3. わかめが戻ったら器に盛り、胡麻油・ポン酢・白胡麻で調味する。わかめの塩気があるので注意する。

人参とセロリのコンソメスープ

【材料】(2人分)
人参 1/2本
セロリ 10cm程度
ソーセージ 2本
顆粒コンソメ 小さじ2
水 400ml

【作り方】

  1. 人参は皮をむいて1cm程度の厚さに切り、スライサーで薄く切る。
  2. セロリは筋を取り、スライサーで薄切りにする。ソーセージは輪切りにする。
  3. 鍋にすべての材料を入れて中火にかけ、野菜に火が通ったら盛り付ける。

豚肉とごぼうの甘辛炒め

【材料】(2人分)
豚こま切れ肉 200g
ごぼう 1/2本
にんにく(みじん切り) 小さじ1

胡麻油 小さじ1
砂糖 小さじ1
醤油 小さじ1
味噌 小さじ1
みりん 小さじ1

【作り方】

  1. ごぼうは10cm程度の長さに切り、スライサーで薄切りにする。
  2. フライパンにごま油をしき、豚こま切れ肉を広げて中火にかけ、焼き色がついて表面がカリっとするまで加熱する。
  3. (2)にごぼうを加えてさっと炒め、砂糖・醤油・味噌・みりんを加えてさらに炒める。
  4. ごぼうがしんなりして全体が馴染んだら器に盛り付ける。

スライサーを使うだけで全ての作業がスピーディーに!

食材を切るのも、炒めるのも、煮るのも、茹でるのも、盛り付けるのも、スライサーを使うと、すべての作業がスピーディーになります。また、薄くカットすることができるので、お年寄りやお子さんでも食べやすいのも魅力の一つ。

スライサーを動かす方向を工夫すれば、様々な切り方ができるのも嬉しいところ。人参や大根やセロリやごぼうなどの細長い野菜は、そのまま細長くスライスすると、麺のように食べやすく、調味料も絡みやすいので味付けがしやすくなります。

じゃがいもやレンコン、人参などの根菜類は、断面が丸くなるようスライスすると、少ない油で揚げ焼するだけでそのまま食べても、サラダやカレーのトッピングとしても活用できるチップスを作ることができます。

お子さんがお手伝いしやすいのも魅力!

スライサーの魅力は、作業がスピーディーになることだけではありません。作業が比較的簡単なので、まだ包丁を使わせるのは早いお子さんが食材を切る練習をするのにぴったりです。

我が家ではどうしても時間がない時、ひたすら冷蔵庫にある野菜をスライサーでスライスしてもらい、汁物に入れたり、しゃぶしゃぶにして食べたり、サラダにして食べたりしています。自分でスライスした野菜は自然と食べたくなることも多く、お子さんの苦手な野菜にもチャレンジするチャンスかもしれません。