冷蔵庫の中を思い浮かべた時、どのような食材が思い浮かびますか? まとめ買いした野菜やお肉でしょうか、昨日までに使い切らなかった残りの食材でしょうか。冷蔵庫に1品でも、調味料で下味をつけたマリネ食材があると、夜ごはんづくりがとても楽になりますよ!方法は簡単。前日の夜や朝など、ちょっと時間と食材の余裕があるときに、ポリ袋に食材と調味料を入れて置いておくだけ!手間をかけることなく時間が食材を美味しくしてくれるマリネという方法は、忙しい方にぜひ試してほしいおすすめ調理法です。

牛肉の焼肉マリネ

【材料】(2人分)
牛肉 150g
サラダ油 大さじ1
A 酒 大さじ1
A 醤油 大さじ2
A みりん 大さじ1
A 砂糖 小さじ1
A にんにく(すりおろし) 小さじ1
A 生姜(すりおろし) 小さじ1
A 白胡麻 適量
長ねぎ 1本
玉ねぎ 1/4個

【作り方】
<前日準備>
1.ポリ袋に牛肉とAを入れ、全体がなじむ程度にもみこんでおく。

<当日>
1.フライパンにサラダ油をしき、食べやすくスライスした長ねぎ・玉ねぎを広げて焼き目が付く程度に炒め、皿に移す。
2.(1)のフライパンに牛肉を広げ、火を通す。

きのこのガーリックオイルマリネ

【材料】(作りやすい量)
しめじ 1パック
エリンギ 1パック
オリーブオイル 適量
塩 ひとつまみ
にんにく(つぶす) 1かけ

【作り方】
1.しめじ・エリンギは食べやすい大きさに切る。
2.フライパンにオリーブオイルをしき、中火にかける。しめじ・エリンギを広げ、あまりいじらずに焼き色がつくまで焼く。(いじるとフライパンの温度が下がり、水分が出やすくなるので注意)
3.保存容器に移し、浸る程度にオリーブオイルを注ぎ、塩・にんにくを加える。

出来上がったきのこのマリネは、そのまま食べたり、サラダの具材にしたり、茹で上げたパスタと和えたり…と様々なお料理に活用できます。

また、きのこやにんにくの香りが移ったオイルだけを取り出し、さらにハーブなどを加え、油と相性の良いじゃがいもなどを炒めるのに使うのもおすすめです。

生野菜のマリネ

【材料】(2人分)
きゅうり 1本
玉ねぎ 1/4個
大葉 2枚
塩 ひとつまみ
胡麻油 大さじ1

【作り方】
1.きゅうりは太めの千切り、玉ねぎは繊維に沿って薄切り、大葉は千切りにする。
2.玉ねぎは軽く水にさらし、水気を切る。
3.ボウルにきゅうり・玉ねぎ・大葉を入れ、塩・胡麻油で和えて冷蔵庫で冷やす。

野菜をにんじんやセロリ等に替えても美味しく仕上がります。また、胡麻油をオリーブオイルなどに替えることもできます。

時間がたって出てきた水気は取り除き、食べるときに塩や醤油で味付けを調整してください。しんなりとしてボリュームが減るので生野菜でも食べやすく、豚肉や海老、いか、タコなどをさっと茹でて添えれば立派なサラダになるのでおすすめです。

食材や時間が余ったら、試しにマリネをしてみよう!

このように時間に少し余裕があるときに、食材を調味料で味付けしておくと短時間で調理ができるうえ、即席で作る料理には出すことができないような本格的な味わいに仕上げることができます。

調味料の組み合わせにも決まりはなく、オリーブオイルや胡麻油などの油類、塩や醤油などの塩気、バジルやローズマリーなどのハーブ、ニンニクや生姜など香りのある野菜など、気軽に自由な発想で組み合わせてみると意外なおいしさを発見できたりして楽しみにもなります。

マリネをすれば放っておくだけで、食材がより便利に、よりおいしく、より長持ちに!

さらにマリネの良いところは、食材と調味料を合わせておけば手間をかけることなく味わい深くなり、食材の保存期間も通常よりも長くなるというところ。使い切れそうにない食材があったり、予定が変更になって使わなくなった食材がでたりしたら、おいしいうちにマリネをしてみるのがおすすめです。

いかがでしたか。そのまま食べる食材にも、加熱して食べる食材にも、肉にも魚にも野菜にも使うことのできるマリネという調理法。ぜひ一度試してみてくださいね。