初めまして!製菓衛生士の藤永瞳です。今回ご紹介するのは、白ご飯のお供にはもちろん、お酒のつまみにもなり、老若男女問わず人気の夜ご飯のメインメニューの“唐揚げ”です。でも、仕事で疲れた後に揚げ物をするのはちょっとハードルが高く感じるもの。また「油の後片付けが面倒くさい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は忙しいワーママでもチャレンジしやすい、15分でできるじゃがいもを衣にしたささみの唐揚げのレシピを紹介します。

ガレット風ささみの唐揚げのレシピ

ガレットは、フランス語で”丸く薄いもの”という意味があります。そこから派生してできたのが、じゃがいもを千切りにして平たく並べて焼き上げるじゃがいものガレットです。

今回はさらにボリュームアップして、夕飯のメインになるガレット風ささみの唐揚げを紹介します。手づかみでも食べやすいので、離乳食後期のメニューにもおすすめです。

シンプルな味付けなので、仕上げに粉チーズをかけたりケチャップにディップしたりと味変を楽しめるのも魅力です。

【材料】(3人分)
ささみ 4枚
じゃがいも 2個
塩こしょう 適量
小麦粉 大さじ4
水 大さじ4
油 適量

【作り方】
1.ささみを1/4にカットして、塩こしょうをする。そぎ切りのように斜めに切ることで薄くなり火が通りやすい。

2.じゃがいもはよく洗って、皮付きのまま千切りにする。

3.小麦粉と水をよく混ぜ合わせて、そこにカットしたささみをくぐらせる。

4.水溶き小麦粉にくぐらせたささみに、千切りしたじゃがいもをつけて、取れないようにギュッと握る。

5.フライパンに2cmほど油をそそぎ160度に熱したら、(4)のささみをスプーンなどでそっと入れて、裏表各4分を目安に揚げる。

面倒な千切りはスライサーで素早く均等に!

このレシピで一番手がかかるのは、じゃがいもを千切りする工程です。丸っこく不安定なじゃがいもを薄~く切るのは、料理上級者でもなかなか時間がかかる作業。さらに今回は、じゃがいもにぴったりとくっついてはがれにくくなるように、なるべく薄く細く切ってもらいたいです。

そうなると「面倒くさい!作るのをやめよう!」と思う方もいるでしょう。でも、諦めるのはちょっと待ってください。

簡単に素早くじゃがいもをスライスするためには、包丁ではなくスライサーを使いましょう。千切り用のスライサーがあればなおいいですが、普通のスライサーでもOK!まずスライスして、そのあと数枚重ねて包丁で切れば簡単に薄~い千切りの出来上がりです。普通に切るより3割程度の時間で完了しますよ。

揚げ焼きは油の節約&片付け楽ちん

たっぷりの油を使う唐揚を仕事終わりに作るのはちょっと大変ですよね。今回は、ささみを小さめにカットすることと、少量の油でもサクッとした食感に仕上がるじゃがいもを衣にすることで、揚げ焼きでもまるでたっぷりの油を使って揚げたときの様な見た目、食感になります。

揚げ焼のメリットは、油の節約になることはもちろん、片付けが楽だということあげられます。ワーママの大切な夜の自由時間を確保するためには、いかに早く家事を終わらせるかということが重要。ご飯を早く作るということと同じくらい、片付けが簡単に済ませられるというのは嬉しいポイントですよね。

このメニューを出したときの我が家の反応ですが、偏食な長女は初めて見る唐揚げに怪訝そう…。これは想定内だったので、「一口だけ食べてごらん」と言うと恐る恐るかじって「おいしい!」と。いも類が苦手な次女も手づかみでパクパク食べてくれました!

作ったご飯を家族がおいしそうに食べてくれるのって嬉しいですよね。ぜひ皆さんも作ってみてください!

さいごに

私は洋菓子店で4年ほど勤務し、現在は2人娘の育児をしながらフリーライターとして活動中です。肉食長女(4)と草食次女(2)なので、毎日の献立には悩みますが、偏食の小さい子供でも食べやすいメニューを心がけています。これからそんなおかずを紹介していけたらと思っているので、ぜひよろしくお願いします。