こんにちは!アレルギーっ子ママライターのchienoです。一生懸命作った食事なのに兄弟の好き嫌いが異なっていてどちらかの一皿を捨ててしまうなんてことはありませんか? 食べ物を捨てるのはもったいないし、忙しい時間を割いてせっかく作ったのに…と悲しい気持ちになりますね。こうなると毎日似たような献立になってしまったり、献立を考えるのが苦痛になったりします。
そんな時にたった15分で出来上がる数種類の肉巻きはいかがですか? 巻いた状態で冷凍すれば仕上げに約10分、焼き上げてから冷凍保管すれば仕上げに約3分で夕ご飯の準備の超時短が可能になります。普段のおかずにもワーママさんのお弁当にもおすすめですよ!

バラエティ肉巻きの作り方

【材料】(約4人分)
豚肉(バラ肉が適しています) 15~20枚
えのきたけ 1/3パック
しめじ 1/3パック
オクラ 10本前後
じゃがいも 1/3個
かぼちゃ じゃがいもと同量
さつまいも じゃがいもと同量
にんじん 5cm分
パプリカ2色 各1/8個
ヤングコーン 4本
木綿豆腐 1/8丁
リーフレタス 10枚~
焼肉のたれ 50cc~
片栗粉 小さじ1/2~

【作り方】
1. オクラは洗ってヘタをとります。じゃがいも・かぼちゃ・さつまいも・にんじん・パプリカは5mm~1cm角の拍子切りにしてまとめて耐熱容器に入れレンジで約3分チンして火を通します。木綿豆腐は水気を切り1cm拍子切りにします。

2. 大きくラップを広げ豚肉をたくさん並べてきのこやレタスなど下処理加熱のいらないものから巻きます。少し手前に引くように引っ張りながらきっちり巻いて、巻き終わりを下にしてフライパンに並べます。(1)も火傷に注意して巻きます。


3. フライパンがいっぱいになったら中火で表面をこんがり焼き上げ、焼肉のたれに片栗粉を入れて混ぜたものを手早く絡めます。

材料カットから12分52秒で仕上がりました。上の写真は大人1人・子供2人分焼き上げ、残りは冷凍しました。

肉巻きの定番アスパラやインゲン、茄子、玉ねぎでもこの調味方法は良く合います。ごぼうなど硬いものを使用するときの下茹でが面倒なら長めのささがきにしてさっとレンジ加熱してから巻くと簡単に仕上がります。

カットいらずのレタスはもちろん、もやしや千切りしたキャベツなども筆者宅では人気です。家族共通の好きな物があれば1~2種類で作るとさらに時短になります。

時短調理・作り置きのポイント

下処理加熱のいるものをさきにカットして、レンジに入れてから作業を開始してください。ラップを大きく広げて一気に巻く作業をし、最後はラップを丸めて捨てるだけで作業台が片付きますので効率的で衛生的です。

しっかりめに巻いて巻き終わりを下にすれば、片栗粉などを絡めなくてもきちんと焼けます。焼肉のたれに直接片栗粉を入れ箸でよく混ぜてから絡めると、すぐにとろみがついて食材に味がしっかり絡みます。この調味方法は野菜炒めなどにも使用できます。(水溶き片栗粉だと味が薄まってしまいます)

肉を巻いた状態で焼かずにジップロックに入れて冷凍保管可能です。自然または流水解凍、レンジの解凍機能での解凍後、生のものと同様に焼き上げてください。

また、焼き上げて味をつけたものも冷凍保管できます。ただし解凍後少し水気が出て味が薄めになります。水気防止のために焼き上げたものはカットせずにそのまま棒状で冷凍し、解凍後にカットしましょう。保存容器の下に厚手のクッキングシートを敷いて冷凍すると、解凍時の不要な油や水分を吸い取ってくれます。

木綿豆腐だけは高野豆腐のような食感に変わります。食べることは可能ですが冷凍には不向きです。レタスは触感が少し柔らかくなる程度で冷凍保管可能です。

子どもが食べやすくしよう

1~2cm幅ぐらいにカットしてあげると子供は食べやすいです。彩り鮮やかな断面を見せて盛り付けすると思わず食べてくれるかもしれません。

兄弟で好き嫌いがあるときは苦手な野菜は1巻だけ、食べられる野菜の肉巻きをたくさん盛り付けてあげましょう。少し苦手な野菜ならタレの味でペロッと食べてしまうときもあります。

筆者宅の兄弟は全く食べ物の好みが逆で、兄が洋食好きで弟が和食好きです。毎食たくさんの食材を使って作ってもどちらかが食べない…を繰り返していて献立に頭を悩ませる日々です。

そのためこの肉巻きのように同じ工程でいろいろな食材で作るようになりました。兄はオクラ・ヤングコーン・にんじん・じゃがいもを、弟はきのこ・南瓜・木綿豆腐をお皿にのせてあげると大喜びです。

それでもその日の機嫌で急に嫌いになってしまう食材もあるので毎日一進一退です。

「せっかく作ったのに…食べてよ!」
「身体を作るのに必要な栄養が入ってるのに!!」
「捨てるのもったいない!!!」

毎食心の中で叫んでおりますが(口から洩れていることもあります)、筆者にはそんなときに落ち着ける方法がひとつあります。

「…私も好き嫌い…多かったな…」

皆様も大人になってから食べられるもの増えませんでしたか?自分の小さいころを思い出して「誰もが通る道かな~」と考えるようにしています。今日も明日も明後日も毎日毎日続きます。ボチボチ(急がず焦らず)いきましょうね。