下町の古民家カフェレストラン「Rodeoの心」は、かつて帝国ホテルに勤務し、宴会料理を担当していたという阿部貴行店主のセンスが光るメニューで人気だ。何の変哲もない「トマトサラダ」も阿部店主の手にかかると、他ではお目にかかれないユニークな見栄えになる。

阿部店主いわく、「お店の料理がおいしいのは当たり前。おいしいだけじゃなく、ワクワク感も必要」として、トマトサラダの器の下に、造花とビー玉を飾って凍らせた氷を置いている。見た目にも遊び心がある上、氷でサラダがひんやりと冷える、一石二鳥のアイデアだ。

「トマトサラダ」540円(税込み)器の下に氷アートを置くことで見栄えよく、味わいもひんやり

サラダの器がぴったりとはまる下の氷は、ババロアの型を使い、造花とビー玉をちりばめて凍らせたもの。ババロアの型で氷の器を作る発想も新鮮なら、造花とビー玉で飾り付けるひと工夫も斬新だ。「『これ、氷なの?』と、皆さん、驚いて、目でも楽しんでくださいます」と、阿部店主は語る。

ババロアの型で作った氷が芸術的!

●店舗情報
「Rodeoの心」
所在地=東京都台東区三ノ輪2-10-9 牛寅ビル1階

◇外食レストラン新聞の2019年8月5日号の記事を転載しました。