ロッテは発売35周年を迎えた「チョコパイ」から、「味わうチョコパイおとぎ話シリーズ」第2弾として、童話「美女と野獣」の晩餐会に出てくるデザートをイメージした「チョコパイ〈ティラミス晩餐会のデザート仕立て〉」を3月21日に発売した。

飛び出す絵本のように楽しめるなど仕掛けも

同社では、16年に「味わうチョコパイおとぎ話」シリーズの展開を開始し、第1弾として「ふしぎの国のアリス」の世界観を付与した〈ロイヤルミルクティー〉と〈女王のショコラベリー〉を発売。この2品は、30~40代が主要顧客の「チョコパイ」で、10~20代から高い支持を得て、高トライアル高いリピート率の獲得に成功。「味」に定評のあるロングセラー商品に情緒的価値を付加することでブランドのさらなる活性化につなげる。

「チョコパイ〈ティラミス晩餐会のデザート仕立て〉」は、童話「美女と野獣」の晩餐会に出てくるデザートをイメージしてティラミス味に仕上げた。味わいだけでなく、チーズクリームとココアケーキの不釣り合いな見た目の色合いでも「美女と野獣」の世界観を表現。

パッケージのイラストは、人気イラストレーターの中村佑介氏が手掛けており、食べ終わった後にパッケージを切り取り、組み立てると「美女と野獣」の世界が飛び出す絵本のように楽しめるなど仕掛けをほどこした。6個、オープン価格(想定小売価格300円税抜き)。

オープニングイベントにトレンディエンジェルと鈴木奈々

また、「チョコパイのコト消費の場」として、おとぎ話に出てくるような中世のヨーロッパ宮殿での晩餐会をイメージした「CHOCOPIE 晩餐会の館」を東京・渋谷区の代官山Tサイトに期間限定でオープン。

同館では、思いのままにチョコパイをアレンジデコレーションできる「チョコパイドレスアップ」体験を17~19日まで開催。また、展示コーナーでは、パッケージデザインを担当したイラストレーター・中村祐介氏の原画やチョコパイタワーなどを展示した。

なお、「チョコパイドレスアップ」は、コンテストとしてWeb上で展開する。16日には、トレンディエンジェルのたかしと斎藤司、鈴木奈々が登場したオープニングイベントも開催した。

◇日本食糧新聞の2017年3月24日号の記事を転載しました。