こんにちは。タイ料理研究家、サクライチエリです。今回ご紹介するのは、ターメリック(ウコン)を使った簡単料理キャベツのマスタード炒めです。南インドの野菜炒め、「ポリヤル」を冷蔵庫にある食材でアレンジしたものです。

カレーのお供に!キャベツのマスタード炒め

【材料】(2~3人分)
キャベツ(千切り) 200g
アーリーレッド、または玉ねぎ 100g
サラダ油 大さじ1
粒マスタード 大さじ1
塩 小さじ1/4
ターメリック 小さじ1
水 大さじ1
ココナッツフレーク(あれば) 大さじ1

【作り方】

  1. キャベツは千切り、アーリーレッド(または玉ねぎ)は薄切りにします。キャベツはカット野菜を使うとより時短ですね。
  2. フライパンにサラダ油を敷き、粒マスタードを加えて中火にかけ、香りが立ったら玉ねぎとターメリック、塩を加えてさらにターメリックの香りを立てます。
  3. キャベツと水を加えて、キャベツがしんなりするまで炒め、仕上げにココナッツフレークを加えます。

メインの野菜は、例えば人参を千切りにしたものや、インゲンを長めに切ったものでもおいしいですよ。

カレーのお供の副菜として作るほか、これに鯖の水煮缶を開けて、簡単サバカレーとしてご飯にかけるのもオススメです。

服についたターメリックの黄色は、どうやったら簡単に落ちる?

もし、うっかりターメリックが服についたら…まずは、インド人に質問したら「インド人は上手にカレーを食べるから、服にはこぼさない」と言われてしまいました。(笑)

普通に洗濯して、外に干すそうです。はい、検証してみましょう。

愛用の白雪ふきんにがっつりついたターメリック。普通に洗剤のみで洗濯しました。

より、お日様に当たるように調整しつつ、お天気のいい日に干してみました。そして、5時間後…

落ちた! よーく見れば、うっすらターメリック? レベルまで落ちました。

ターメリックの黄色い色素は紫外線に当たると退色する傾向があるとのことです。また、油溶性でもあるので、カレーの色がついてしまった木べらや子どものメラミン食器などは、使い終わった油に一晩漬けた後、きれいに洗ってから、さらに外干しで対処しています。

これで、子どもが服にカレーをこぼしても、にこやかに「早く洗濯機で洗っちゃおうね」と応えられます!(笑)

これから暑くなるにつれ、スパイス料理がおいしくなります。万が一の食べこぼしの洗濯法を心得て、心おきなくターメリックとお友達になってみてください。

注目の食材ターメリック

昨今ターメリック(ウコン)がかなり注目されています。 日本では、“二日酔い対策にウコン!”と認識されていますが、インドで太古から伝わるアーユルヴェーダでは、消化不良から肌トラブルまで、あらゆる問題に効く万能薬と見なされています。アメリカの最近の研究では、ターメリックに含まれるクルクミンのサプリメントを毎日飲むと、認知力が改善し、脳を最高の状態に維持できることが分かったそうです。

その他、抗がん作用、脂肪燃焼についても効果がみられたなど、スーパースパイスとして絶賛されています。

出典サイト:
毎日取り入れたい! ターメリック(ウコン)の健康効果とは? Women’s Health

ターメリックは健康効果だけでなく、黄色の彩りや香りが食欲をそそりますし、カレーには必ず入っているスパイスなので、実は子ども受けもいいんですよ。“スパイス使い”を上達したければ、常備をおすすめしたいスパイスの1種です。