生で食べても辛くない玉ネギ!メニュー活用の幅が広がる
生で食べても辛くない画期的な玉ネギの新品種が誕生した。ハウス食品グループ本社が開発した「スマイルボール」は、辛味成分の発生を抑えた新種の玉ネギで、2015年からテスト販売が開始されている。同グループは、主力商品であるカレーの研究を長年続けていった中で、玉ネギの辛味成分を突き止めた。その画期的な発見から、切っても涙が出ず、生で食べても辛くない、世界初といえる玉ネギ「スマイルボール」を開発するに至ったのだ。
同品は、生のまま塊でかじってもまったく辛くなく、玉ネギならではの独特の香りと甘みだけを感じさせる。生の玉ネギというとその辛さゆえ、これまではオニオンスライスぐらいしか定番メニューになり得なかったが、スマイルボールは水にさらす下処理も不要でぶつ切りにして食べても辛くないため、メニュー活用の幅が飛躍的に拡大する。
切っても目に染みず、涙が出ないことから、苦労せずに玉ネギを調理できるのもポイントが高い。特に現場シェフからは、「すりおろし玉ネギが手軽に作れるのが素晴らしい」との声が上がっているのだ。
玉ネギは“血液がサラサラになる”などの健康イメージが強いことから、豪快にぶつ切りにして提供したり、すりおろしてソースに活用すると、個性的な健康メニューとしてもアピールできるはずだ。
◇外食レストラン新聞の2019年1月7日号の記事を転載しました。
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