熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会は、4月29日の「畳の日」にちなんで、「食べられるお箸(畳味)」の販売を決定しました。現代の日本人は和室の減少に伴い畳に触れる機会が減少しています。そこで同会では、もう一度和室のあたたかさを思い出し、「畳」を口にしてほしいとの想いから、「食べられるお箸(畳味)」を誕生させました。

一本ずつ、職人さんの手で焼き上げる貴重なお箸

この「食べられるお箸(畳味)」は期間限定で、「うまと」 「藺家」 「CASA Afeliz Ginza」 の3店舗にて限定で食事とともに提供を開始したところ、多くの方から注文が入ったそうです。

また、SNS上でも「畳の味が気になる」「何故畳をお箸にしたのか」等の、予想を大きく上回るほどの反響があったもよう。この反響を受け、もっと多くの方に知って頂いて「畳」を口にしてもらうために、本品の販売を決定したといいます。

なんとこのお箸は、職人さんが一本一本丁寧に焼き上げているのです。販売決定に伴い、お箸の製造体制を整えている最中だそうです。

 

「食べられるお箸(畳味)」のこだわり

こだわり① 畳の原料であるいぐさの風味
リラックス効果のある畳・・・その原料のいぐさの風味をお箸にたっぷり詰めました。

こだわり② 食物繊維がたっぷりの栄養成分
食物繊維が豊富に含まれているいぐさ。いぐさの食物繊維の含有量は、レタスの約60倍と言われています。

こだわり③ サクッと香ばしい食感
じっくり低温で焼き上げることでサクッと食べやすい食感にしました。


いぐさ粉末の提供は、イナダ有限会社さんが請け負います。原料の食用いぐさは、熊本県八代市で栽培。自社農園での栽培コンセプトは、子ども達に食べさせたい安全でおいしい野菜づくり。持続可能な農業を目指すため、有機質の肥料を主体にした人にも自然環境にも優しい農法に取組んでいます。化学合成農薬・化学肥料は使用していません。

またお箸の製造は、株式会社丸繁製菓さんが請け負います。同社の榊原社長は、制作について次のように語ります。「40年間、アイスコーン製造を始め食べられる器などを開発してきましたが、40年間の業務の中で最も難しいと感じる制作でした。試行錯誤の連続によって、自信を持ってこの箸を世に送り出すことができました。是非この箸を”口にしてほしい”と思います。」

「食べられるお箸(畳味)」で実際に食事が出来る場所をご紹介

  1. 熊本県ゆかりの店舗「うまと」
    「うまと」(東京都港区新橋4-9-1)にて1日20膳限定で取り扱い開始しました。
  2. 熊本県ゆかりの店舗「藺家」
    「藺家」(熊本県八代市千丁町古閑出3-5 )にて200膳限定で取り扱い開始しました。
  3. 夜食の栄養補給に採用「CASA Afeliz Ginza」「CASA Afeliz Ginza」(東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 8F)では、いぐさを活用したメニューも独自開発!以下のメニューをご注文の方に限定で提供中。
    ・「いぐさピンチョス」
    ・「いぐさオルチャータ」
    ・いぐさパウダーをふりかけた「パクチーパエリア」