空気が乾いたこの時期、自家製乾燥ごぼうを作ってみませんか。ママのキレイと家族のスッキリ腸活を応援します。冬の晴れ間は空気が透き通り気持まで引き締まります。そして天気予報で乾燥注意報を何度となく見聞きする時期です。この乾燥空気を利用して自家製乾燥ごぼうはいかがでしょうか。
まとめ仕事と考えれば、少しの手間が後々便利素材になります。少人数家庭では1本使い切れないという声を聞きますが、材料丸ごと活用し使い切りましょう。野菜売り場ではカット浸水ごぼうが売られていますが、香りが全然違います。

乾燥ごぼうの作り方

切って並べて干すだけ。室内の日当たりの良い場所に1〜2日置くだけで乾燥ごぼうができます。

ごぼうの香りや旨みは皮下部分にあるので粗めのスポンジで綺麗に洗い、ささがきにしてさっと水に漬けアク抜きします。

ざるに上げて水切りし、トレーに白い広告紙か包装紙、カレンダー裏面を広げキッチンペーパーを重ねごぼうを広げます。

この作業をお子さんと一緒にしたらお手伝いになります。窓際か陽の当たる場所に置きます。

翌日には水分が抜けあんなにたくさん並べたのにたったこれだけ?状態になります。

上の写真は乾燥させた状態です。完全に乾いたらガラス瓶か密閉容器に入れ常温保存できます。ガラス瓶で保存し、使いたい時に使う分だけパラっと足します。

乾燥ごぼうを一度使うとその手軽さに驚かれるでしょう。干して水分が抜けただけなのにそのまま調理できます。水で戻す場合は椎茸ほど時間はかからず、ちょい足し感覚で利用できます。

では乾燥ごぼうを使った簡単炊込みご飯と味噌汁を紹介しましょう。ごぼうから出汁が出て旨みが広がります。

帆立とごぼうの炊込みご飯

【材料】(4人分)
米 2合
帆立貝柱 6個
乾燥ごぼう 6g(1/2カップ)
人参  1/4本(20g)
黒千石大豆 大さじ1
酒、味醂、出汁醤油 各大さじ1
塩 小さじ1
昆布 5cm角1枚

【作り方】

  1. 米はといで水を切る。
  2. 人参は千切りにする。
  3. 帆立貝柱は少しバラす。
  4. 炊飯器に米、黒千石大豆、帆立、ごぼう、人参を入れ2合の水加減にする。
  5. 調味料と昆布を加え炊飯する。

具だくさん豚汁

この一椀で野菜がたくさんとれ、おかず代わりになります。

【材料】(4人分)
出汁 3カップ(600cc)
具材 お好みでOK。馬鈴薯、玉葱、人参、大根、高野豆腐、乾燥ごぼう3g(2つまみ)、豚こま切れ少々など。
味噌 適宜

【作り方】

  1. 鍋に出汁と食べやすく切った野菜、乾燥ごぼうを入れ材料が柔らかくなるまで火を通す。
  2. 出汁に使った昆布は食べやすい大きさに切り、味噌を溶かし青味を添える。

味噌汁の延長で鍋に少し加えると、ごぼうの存在を発揮します。

手作り乾燥ごぼうをプチギフトにも

中国では古くから薬草として用いられていた『ごぼう』。野菜の中では食物繊維が多く水溶性、不溶性食物繊維をバランスよく含んでいます。野菜の中でトップクラスの食物繊維が腸を活性化しスッキリを応援します。ポリフェノールも多くこれから美味しくなる時期です。

袋に小分けして季節や好みのシールを貼りプチギフトに、味噌汁にそのまま入れてねと一言添えれば見かけは地味でもきっと喜ばれるでしょう。

乾煎りし、お湯を注ぐとごぼう茶ができます。手作りごぼう茶のおすそわけは受取る方もうれしいものです。この冬は乾燥ごぼうを上手くとり入れ家族みんなイキイキ元気に過ごしましょう。