埼玉県春日部市在住のコーヒーコーディネーター碓氷あげはです。疲れたときには甘いコーヒーを飲みたいなぁって思うこと、ありませんか? 春日部には有名なコーヒーチェーンがいっぱいあるので、ふらっとカフェに行ってはコーヒーを楽しんでいます。
ただ、育児中にカフェに行くのはなかなかに至難の技。自宅で簡単にカフェ気分が味わえないかなぁ…なんて思ったときに作りやすいのがウインナーコーヒーなんです。

ウィーンで「ウインナーコーヒー」と注文しても…

カップに砂糖を沈めて、コーヒーにホイップクリームを乗せればできるウインナーコーヒー。スプーンで混ぜて飲んだり、そのまま飲んだり…。

あれ? でもどちらが正しい飲み方?
そんな疑問にお答えすべく、今回はウインナーコーヒーの魅力に迫っていきましょう。

ホイップクリームをたっぷり乗せたものがウインナーコーヒーです。オーストリアの首都ウィーンで生まれたとされていますが、ウィーンにウインナーコーヒーと呼ばれるものは存在しません。

その代わり、ウィーンにはアインシュペナーというホイップクリームを浮かべたコーヒーがあり、カップではなくグラスを使っているという違いがあります。アインシュペナーとは「一頭立ての馬車」という意味で、その御者が体を温めるために飲んでいたから名付けられたようです。

日本では、「ウィーン風の=ウインナー」からウインナーコーヒーと呼ばれるようになりましたが、外国での呼び方もたくさんあります。だからもし旅行に行って飲みたくなったら、その地方の呼び方で注文しないといけないことに注意してくださいね。

ウインナーコーヒーを作ってみよう!

さて、そろそろウインナーコーヒーが飲みたくなってきたころかと思いますので、実際に作ってみましょう!
用意するものは、高脂肪のホイップクリームに深煎りのコーヒー(濃いめのインスタントでも大丈夫です)、そしてザラメです。溶けにくいことが重要なので、ブラウンシュガーでも◎。

まず、カップにザラメを入れておきましょう。

次にコーヒーを注ぎます。

最後にホイップクリームを絞れば完成です。
生クリームから泡立てる場合は、ゆるめにしたり硬めにしたりして味わいを変えることができるので、こだわりたい人は自分で泡立ててみてください。

もし、上白糖やグラニュー糖しかない場合は、砂糖なしでウインナーコーヒーを作ってカップの端からそっと注ぎ入れても似た味わいが楽しめます。また、クリームの上にクラッシュナッツやココアパウダー、チョコレートソースをかけるアレンジ方法も。

1杯で3種類の味を段階的に楽しめる

カフェでウインナーコーヒーを頼むと、カップからコーヒーがあふれそうなくらいホイップクリームが乗っていますよね。クリームやコーヒーを少し食べてから混ぜる人もいれば、そのまま飲む人もいることでしょう。

悩みがちの飲み方ですが、実はこれ、混ぜないでそのまま飲む方法が一般的だと言われています。あえて混ぜないことで、ホイップクリーム、コーヒー、砂糖の甘さといったそれぞれの味を楽しめるからです。

最初に冷たいホイップクリームの食感を楽しみ、次に熱々なコーヒーの苦味を味わい、最後に沈んでいるブラウンシュガーの独特な甘さを後味に残します。このように、1杯で3種類の味を段階的に楽しめるのがウインナーコーヒーの魅力なんですね!

ウインナーコーヒーの楽しみ方は自由

そのまま飲むのが一般的とご紹介しましたが、どうしてもこの飲み方でなければいけないというわけではありません。混ぜたほうが好きなら混ぜて飲んでOK。

シナモンパウダーとスティックを添えてみたり、ブラウンシュガーの代わりにチョコレートソースを沈めてみたり、楽しみ方は人それぞれです。好きな飲み方でウインナーコーヒーを楽しみましょう。

疲れたときの甘いコーヒーは、とっても癒されますよ。ぜひ試してみてくださいね。