農業をしている父から大量の野菜をもらって途方に暮れている、元祖農業ガール藤野いち子です。えっ、うらやましいですか? 仕事をしていてあまり時間もないし、ここだけの話、ダメにしないように結構苦労するんですよ(笑)
さて、共働きで中学・高校の食べ盛りの子どもたちがいると、毎日のお弁当作りって大変ですね。ピーマン・にんじん・ジャガイモなど安価な野菜を使って作り置きおかずを作りましょう。お弁当カップに入れて冷蔵したり冷凍しておけば、朝ちょっと楽ができます。
今回のお弁当に入れたのは、2種類のおかず+卵焼きです。前日に作り置きしていれば、朝はパパッと詰めるだけなので10分程度でできてしまいます。

【ピーマンとにんじんのキンピラ】お弁当の彩りに

冷蔵庫をのぞいて、ピーマン・にんじんがあるならば早速作りましょう。お弁当の彩りもきれいになります。

(材料)
ピーマン・・・3個
にんじん・・・10cm
厚切りハム・・・50g
しょうゆ・みりん・ゴマ・・・適量
※材料は冷蔵庫の中身に合わせて変更OK。きのこ類や大根でも作れますよ。

(作り方)
1.ピーマン・にんじん・ハムを短冊に切ります。

2.フライパンで炒めて、火が通ったらしょうゆ・みりんを回し入れてさらに炒めます。最後にゴマを振り掛けます。

5分から10分あれば作れてしまいます。たくさん作ったら作りおきおかずにしてもいいですね! 紙製のお弁当カップに入れて冷蔵・冷凍しておくと、翌日のお弁当にそのまま入れることができてラクチンですよ。

【じゃがいもとソーセージのオイスター炒め】子どもも喜ぶおかず

こちらも冷蔵庫に定番で入っている食材です。”じゃがいもと加工肉”というだけで、なんだかおいしそうな予感がするでしょう? 作るのはとっても簡単です!

(材料)
じゃがいも・・・2~3個
ソーセージ・・・3~4本
塩・こしょう・オイスターソース・・・適量
※オイスターソースはなくても作れます。

(作り方)
1. じゃがいもは皮をむいて拍子切りにし、水を張ったボウルに入れてシャキッとさせます。ソーセージは5mm~1cmの厚さに斜め切りにします。

2.フライパンに油を引き、水を切ったじゃがいもとソーセージを炒めます。

上の写真は、まだ炒めている最中のものです。じゃがいもがやや半透明になるまで炒めてくださいね。火が通ったら、塩・こしょうと、オイスターソースを少々入れてさらに炒めます。

これも簡単で10分以内に作れてしまう1品です。しかもシャキシャキとおいしくて子ども受けもいいですよ。作り置きもおすすめです。お好みでとろけるチーズを乗せたり、粒マスタードを少々加えてもおいしいです。

【卵焼き】お弁当の定番

卵焼きはお弁当の定番中の定番。お弁当に彩りをプラスするために、冷凍ほうれん草を細かくして混ぜています。藤野の家では小さい長方形の卵焼き器で、卵は1回2個使っています。材料は各家庭の卵焼き器の大きさに合わせてくださいね。

上手に焼くコツは、「とにかくその場を離れないこと!」「焼き加減を見ながら、よいタイミングでくるっと巻いていくこと」です。

そして、流して巻く、寄せて流して巻く・・・を繰り返します。

出来上がりです。ほうれん草の緑が効いていますよね! ほかにも卵の中にお好みでピザ用チーズを入れたり、だしの素を少量入れてだし巻き風にしてもいいですね。

前日におかずを作って冷凍しておけば朝は詰めるだけ

私も以前は、朝にお弁当を作る時間がほとんど取れず、便利な冷凍食品に頼っていました。ただ冷凍食品は少々味気ない気がしてしまう時もありますよね。でも、前日夜におかずを作ってお弁当カップに入れて冷蔵したり冷凍しておけば、翌朝はご飯を炊いてお弁当を詰めるだけなので10分あれば準備できます。これで忙しい朝も気持ちが楽になりました。

ごはんには黒ごまと塩を少々振って、小梅を真ん中に。お弁当の印象がキュッと引き締まります。お米に雑穀米(黒米やもち麦)を入れて炊くこともあり、それはそれでお弁当が華やかになります。ぜひお試しください。