4年に1度の食の祭典「2017年食博覧会・大阪(食博)」が4月28日から今月7日までの10日間、大阪南港のインテックス大阪で開催された。今回、パラアスリートへの応援として総事業費の1%を社会貢献活動に拠出する。その一環として4月30日に、1号館で「食博・社会貢献活動 関西パラアスリート応援プロジェクト始動!」として車いすバスケットボールの体験チャレンジやスポーツ後に最適な栄養バランスの「勝負ごはん」の試食が行われた。

パラリンピック男子車いすバスケットボール日本代表キャプテンの根木慎志食博CSRアンバサダーとリオデジャネイロパラリンピック走幅跳銀メダリストの山本篤氏、北京オリンピック男子リレーメダリストの朝原宣治氏によるトークショーも行われた。

根木アンバサダーは「スポーツを通じて人生が変わった。それに必須なのが食事。これからパラアスリートと食博事務局は一緒に活動していくので多くの人に活動参加してほしい」と呼び掛けた。

また試食用にワンダイニングから提供された2種類の「勝負ごはん」を監修した、管理栄養士で大阪女子短期大学食物栄養専攻の橋本和弘教授は「肉ばかりではなく、野菜や炭水化物もバランスよく取るのが大事。運動後30分以内に食べたほうが回復力は速い」とアドバイス。300人が試食した「勝負ごはん」は、好評を博した。

◇日本食糧新聞の2017年5月12日号の記事を転載しました。