大阪・新町にある「マンモスカフェ」のランチタイムは、女性客が8割。その人気をけん引するのが、メーン料理の前に登場する、前菜とサラダのプレートだ。こちらのランチは、ドリンク付きで900円または1000円(各税込み)。一般的なイメージでは、サラダも“申し訳程度”ではと想像するが、驚きのボリュームで提供されるのだ。

オーナーの母の盛り付けがきっかけ

プレートには、手前に日替わりの前菜3種、前菜を見下ろすように“山盛り”のグリーンサラダをセット。「実は、これほどの量は想定外でした。ランチを手伝ってくれる母が、『自分なら、これくらい食べたい』と、“ドン”と盛り付けたのがきっかけです」とオーナーの茶屋もも絵さん。

そのまま出したところ、迫力ある量が話題になり、女性ファンが急増。「中途半端なサラダには魅力を感じない」という女性のニーズに合致し、利用を促す原動力になった。

以来、期待に応えて提供を続けており、毎日7~10種類の野菜をサラダに。葉物野菜が高騰する時季には、大根や白菜などもミックスしてボリュームを維持している。

ワンプレートで提供するのは、前菜とサラダを混ぜ合わせながら、副菜感覚で楽しんでほしいという狙いもあるとか。飽きずに食べられ、満足感につながる盛り付けとなっている。

●店舗情報
「マンモスカフェ」
所在地=大阪市西区新町1-2-6 日宝ニュー新町ビル地下1階

◇外食レストラン新聞の2018年8月6日号の記事を転載しました。