花見、ゴールデンウィークなど、春はお出かけが増えるシーズンです。小学生のお子さんがいるお宅なら、「もうすぐ運動会」だったりするかもしれませんね。
お出かけに運動会…とくると、思い浮かぶのがお弁当。皆さん、どんなお弁当を持ってお出かけしたいですか?  
たべぷろ編集部でアンケートを取ってみましたよ(有効回答人数100人、複数回答あり)。

そうめん・お茶漬け……どうやって食べる?

たべぷろ編集部では、「『お弁当にこれ?』と驚いたことのあるお弁当」について質問してみました。

一番多かったのが、14票を集めた「カレー」です。10代から60代まで幅広い世代から回答が集まったところを見ると、カレーをお弁当に持っていく人の割合が増えてきているのかもしれませんね。

ウェブ上では、「ご飯とルーを分けてラップで包む」「ルーのみ保温ジャーに入れる」などといった「お弁当にカレーを持っていく」アイデアも多数寄せられているようです。「お弁当にカレー」、編集部員も挑戦してみたくなってきました。

2位から5位までは「そうめん」(12人)、「そば」(4人)、「うどん」(3人)、「ラーメン」(2人)と麺類が並んでいます。「そば」「うどん」「ラーメン」はインスタント食品がありますが、「そうめん」は…。ゆでた麺やつゆ、薬味をお弁当に詰めて、持って行くということでしょうか。これまた、ウェブ上には「お弁当にそうめんを持っていく」テクが満載でした。「麺を急速冷凍」「つゆも冷凍」といった技の数々に、お弁当に持っていけないものはないのではないか、という気がしてきました。

このほか、同率4位では「ぎょうざ」(3人)、「納豆」(同)、同率5位では「ミートソース」(2人)、「お茶漬け」(同)といった回答もありました。「お茶漬け」を挙げてくれた50代女性によると、このお弁当はお湯、ご飯、お茶漬けの素を持参していたといいます。頬に春風を感じつつ、青空の下でさらさらとかき込むお茶漬け-。確かにおいしそうですが、周りはかなり驚いたことでしょう。

以下、1人ずつですが「缶詰の魚」「くだもの」「ピザ」「団子」「肉まん」「キッシュ」「ボルシチ」「6Pチーズ」「たこ焼き」「トースト」「グラタン」などなど、31種類ものびっくりお弁当が挙げられていました。

編集部員が驚かされた回答では、「ステーキ」や「(うなぎ、ごはん、サラダ菜、巻きすを持参した)手巻き寿司」、「グリーンカレーの具だけ」、「8割がソーセージ、2割がごはんのお弁当」などがありました。

中でも一番ショッキングだったのが、「『からっぽ』だった」(10代)というお答え。「からっぽ」…これは間違いなく驚きますよね。回答からは他人のお弁当か自分のお弁当かまでは分からなかったのですが、回答者さんは空のお弁当箱を呆然と見つめ続けたに違いありません。

「お弁当包みの軽さで普通気付くでしょ」という突っ込みもあるかとは思いますが、朝の忙しい時間帯だったら発生してもおかしくない“事件”ともいえます。お子さんやご家族にお弁当を手渡す際は、くれぐれもご注意を。

定番はやっぱり「おにぎり」「唐揚げ」「卵焼き」!

「持って行きたいお弁当」で、断トツの人気を誇ったのが「おにぎり」(74人)。「いなり寿司」(26人)、「のり巻き」(16人)など、ちょっと特別な日の雰囲気漂うお寿司たちをはるかに引き離す独走っぷりです。やはり、お弁当イコール「おにぎり」という人が多いということでしょうか。海苔を巻いたり、梅干やおかか、鮭など具を変えてみたりと気軽にアレンジできる点が、作る側のお母さんにとってもうれしいところです。

「いなり寿司」に惜しくも1票及ばなかったのが、「サンドイッチ」(25人)です。青空の下で食べるサンドイッチ、いつもよりおいしく感じますよね。バゲットサンドにホットサンド、オープンサンドなど、一口にサンドイッチといっても選択肢はありそうです。

主食では、「おにぎらず」(13人)という選択肢も。具だくさんかつ握る手間のかからないおにぎらずは、もはや定番メニューの仲間入りを果たしているようです。

続いて、おかずを見てみましょう。こちらは「唐揚げ」(54人)と「卵焼き」(48人)が拮抗しています。やはり、「おにぎり」「唐揚げ」「卵焼き」はお弁当の三大定番メニューなんですね。

男の子が喜びそうな「ミートボール」に5人が投票していたほか、自由回答では「ウインナー(タコさん)」に4票も集まりました。これまた、お弁当には欠かせないおかずです。

自由回答では、まだまだ色々な「持って行きたいお弁当」が挙げられていました。ヘルシー志向だったのは、「れんこんサラダ」(30代女性)、「くだもの」(40代女性)など。木漏れ日や緑の芝生が似合いそうな、おしゃれな雰囲気ですね。

異彩を放っていたのが、「枝豆」(50代女性)と「焼きそば」(20代女性)です。うーん、これは、どちらもビールが欲しくなりそうな…。どうやって持っていくのでしょうか。プラスチック保存容器に「バーン!」と入っているのでしょうか。まったりした大人の時間が過ごせそうですが、飲みすぎ注意な雰囲気が漂います。

お出かけ、運動会のお弁当といえば、お子さんに「キャラ弁」「デコ弁」をおねだりされるお母さんも多いのではないでしょうか。インスタグラムやネットにアップされている「キャラ弁」「デコ弁」の完成度たるや、すでに芸術品の域。シロウトの編集部員が手出しできるレベルではありません。

でも、こんな“お助けグッズ”を発見しました! 小久保工業所(和歌山県海南市)が販売するお弁当グッズは、食パンがくまさんの形にカットできる「食パン用抜き型セット」やくま形・ねこ形のごはんが作れる「立体ミニライスバーガーメーカー」、「宇宙人ソーセージカッター」など12種類もあるそうです。すべて税込み200円前後とお財布にも優しいプチプラグッズばかりなので、「デコ弁」デビューをもくろむお母さんの強い味方になってくれるかもしれませんよ。

小久保工業所が販売するお弁当グッズ

<たべぷろ編集部調べ>
調査期間:4月27日~29日「日本ホビーショー」にてアンケート実施
調査対象:10-80代の男女
有効回答数:100人