ぜいたくなコラボ 「ローストビーフ・フォンデュ」
「ローストビーフ丼」で火が付いたローストビーフの人気は、いまだ盤石だ。さらに、ここのところ、若年層をターゲットとした、手軽に食べられるチーズフォンデュが注目されているという。どちらも、それだけで堂々のメーンメニューになるところを、贅沢(ぜいたく)にもコラボさせたメニューがある。それが「STORIA(ストーリア)」の「ローストビーフ・フォンデュ」だ。
女性客が思わず写真を撮りたくなるメニュー
世の中、飲食店があふれている。その中で繁盛店の地位を獲得するには、言うまでもなく、メニュー開発が鍵を握る。「ローストビーフ・フォンデュ」の開発コンセプトの一つが、“トレンドの合体”。
ローストビーフのトレンドは衰えることを知らず、かたやチーズフォンデュの方は、かつては専門店で食べるものというイメージがあったが、最近ではバーニャカウダ感覚で提供する店が増えてきている。「ローストビーフ・フォンデュ」は、この二つのトレンドを合体させたというわけだ。
さらに、ローストビーフもチーズフォンデュも、それぞれが主役を張れるメニューであるにもかかわらず、ダブル主役にしている点もこのメニューの強さだ。ダブルにすることで、メニューとしての魅力は2倍にも3倍にも膨らむ。
色彩豊かな野菜を配置
女性客が思わずシャッターを切りたくなるように、ローストビーフを囲むように色彩豊かな野菜を配置した見た目もポイントだ。ブロッコリー、ニンジン、パプリカ、マッシュルーム、フライドポテトに加えて、家庭では食べる機会の希少なロマネスコを取り入れているのもミソ。
「写真を撮るのは女性のお客さまの方が多いですから、女性ウケすることはポイントです。SNSで拡散されることは、今やヒットメニューの必須条件といってもいいのではないでしょうか」と語るのは統括料理長の八反田紘司氏。
ローストビーフは店内で手作りし、肉のレア感を残す絶妙なタイミングで火入れしている。下ゆでした野菜は注文を受けてからレンジアップし、ポテトは揚げたて。チーズソースは、業務用のチーズフォンデュソースを生クリームで溶いたもの。「牛乳ではなく生クリームで伸ばすことで、チーズのコクを生かすことができます」と八反田料理長。
このメニューは「ローストビーフに限定せず、“肉×チーズフォンデュ”で展開していく予定です」とのこと。肉のバリエーションを変えることで、メニューとしての広がりが期待できそうだ。
「デザイナーズカフェ&ダイニング STORIA(ストーリア)」 店舗所在地=東京都豊島区西池袋1-15-9 第一西池ビル6階/開業=2016年10月/営業時間=午前11時~翌午前0時 無休/坪数・席数=約68坪・84席/平均客単価=昼1000円 夜2500~3000円
◇外食レストラン新聞の2017年5月1日号の記事を転載しました。
タブロイド判16~24頁・月刊・オールカラー。専門紙でありながらフリーペーパーという新聞業界初のコンセプトで外食専門紙トップの発行部数5万8000部を誇ります。広告効果も抜群。ぜひお試しください。
詳しくはこちら
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。