奈良県奈良市在住のたべぷろ編集部員あややんです。そうめんは日本人にとっては馴染み深い食事の一つ。日本の夏の風物詩でもあり、うだるような暑さで食欲がない時でも、スルスルと喉ごし良く食べられます。
今回は奈良県桜井市にある小西勇製麺所さんで教わった、おしゃれなそうめんの食べ方「クリームチーズの鶏塩温麺(とりしおおんめん)」をご紹介します。

忙しい主婦向けに簡単にできるレシピを提案

いくら食べやすいとはいえ、毎回つゆにつけて食べ方だとマンネリになってしまって家族からも飽きられてしまうこともありますよね。

私が伺った小西勇製麺所さんのそうめんは防腐剤や漂白剤を使わず無添加で作られており、伝統的な技法を守りながらも、現代人にも喜ばれる新しいレシピを数々紹介されています。主婦にとっては重要な「簡単にできる」こともポイントにして考えられているそうです。

今回はいろいろなアレンジレシピがある中でオススメしてもらった、新しい感覚のレシピを紹介します。

クリームチーズの鶏塩温麺のレシピ

【材料】(2人分)
・そうめん 2束
・ 鶏ささみ肉 2本
・ お湯 500㏄
・ 酒 大さじ1
・ 鶏がらスープの素 大さじ1・1/2
・ クリームチーズ 18g
・ レモンスライス 1枚
・ わさび お好みで
・ ブラックペッパー 少々

【作り方】

  1. お鍋にお湯を沸かし、酒を入れます。ささみを入れて2分ゆで、火を止めてふたをし、そのまま冷ましておきます。茹でたお湯は捨てないでください。(ささみの筋取りは不要!)
  2. そうめんをゆで、しっかり冷水で揉み洗いして、氷水で締め、水気を切っておきます。
  3. (1)でゆでたささみを、手で裂いておきます。ここで筋は取り除いてください。
  4. (3)でささみを茹でたスープを再度沸騰させて、鶏がらスープの素を入れ、塩コショウで味を調えます。
  5. 器にそうめん、スープ、レモン、クリームチーズ、ワサビの順番に盛り付け、ブラックペッパーをふれば出来上がりです。

一見ミスマッチな食材ながら食べてみると調和のとれた新しい味わい!特にワサビとレモンの風味が効いて、スープも温かいので体がほっこりします。

子供にはワサビ抜きでも食べやすいですし、見栄えもおしゃれなのでお友達とのお家ランチでも喜んでもらえそうです。

三輪そうめんは日本で最古のそうめん

奈良の三輪そうめんは日本で最古のそうめんと言われ、他の地域のものと比べて麺が細いのが特徴。湯がく時間も短く、2分程度でアッという間に出来上がります。

三輪素麺工業組合の検査基準を守り製造されたそうめんには、この地にある日本最古の神社・大神神社の鳥居のマークの入った帯が巻かれています。

組合基準は厳密に定められているので、鳥居のマークは言わば信頼できる三輪そうめんの証。1年以上寝かしたものを「古物」(ひねもの)、2年以上寝かしたものは「大古」(おおひね)と言います。

「古物」と書かれているものをいただいて、「古いものが届いた!」と怒らないでくださいね。古いものほどコシがあって、のどごしが良く、高級になります。

小西勇製麺所では毎年夏季にふるまい流しそうめんイベントをされています。スタッフの方々が出来上がったそうめんをどんどん流してくださり、無料でおいしいそうめんがいただけます。

日程は年によって変わるので小西勇製麺所ホームページかFacebookでご確認ください。

「奈良にうまいものなし」と言われ続けていますが、食で楽しめる場所を新たに発見!本場のおいしい三輪そうめんを手に入れて、この夏はアレンジレシピを楽しんでみませんか。