マルコメは6月25日、人気キャラクター「ハローキティ」とコラボレートした即席味噌汁、「ハローキティのおみそ汁」を発売した。海外にもファンが多いキャラクターをパッケージなどで前面に打ち出し、拡大する訪日外国人観光客らのインバウンド需要を狙う。

味噌汁はフリーズドライの粉末タイプで、ハローキティの顔をデザインしたかまぼこやホウレンソウ、キャベツ、卵を具材にしている。化学調味料は使っていない。パッケージは、「食後も小物入れなどに使って楽しんでもらえる」(同社)ようスチール缶の容器を採用した。価格はオープン。

同社が中国、韓国、台湾、米国の訪日経験者400人を対象に行った調査では、約3割が日本の土産として味噌汁製品を購入しており、「発酵食品に対する支持や和食ブームの追い風で、味噌汁の認知度や土産としての需要は高まっている」と分析。「世界的な人気キャラクターとのコラボ、インスタントの手軽さで、新しい日本土産の定番を目指す」構えだ。

◇日本食糧新聞の2018年7月2日号の記事を転載しました。