「お菓子の家」って、子供の頃に憧れた人が多いのではないでしょうか? グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」にもお菓子の家が出てきます。今回は、子供の誕生日にもピッタリなお菓子の家を、コンビニのお菓子で作ってみます! 悪戦苦闘エピソードも含めて、お楽しみください。

「コンビニのお菓子でお菓子の家が作れないか?」と考え始めて…

子供の頃からかわいいものが大好きな筆者です。幼い時にグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」の絵本を見たのが、お菓子の家を知ったきっかけです。「食べられる家? なんてうらやましい…」と絵本のイラストに夢中になってしまいました。

そのまま大人になった筆者はその夢を捨てきれませんでした。「手軽に買えるコンビニのお菓子で、お菓子の家が作れないだろうか?」と考え出したのです。それからセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンへのコンビニ通いが始まりました!

今回使ったコンビニのお菓子はこれだけです。一度には食べないで、何回かに分けましょうね

お菓子の家について調べてみるといろいろなことが判明しました。

1.市販のキットにクッキーが入っていて、組み立てて作ることができるものがある。
2.もっと器用な人は、自分でクッキーを焼いてお菓子の家を組み立てる。
(専用の型も売られているし、自分で型を牛乳パックで作ることもできる)
3.市販のお菓子で作る場合は、ウエハースを壁にするといいらしい。

これらのことが分かってきました。ところがどこのコンビニのお菓子コーナーにもウエハースが置いてないのです…。そこで、急遽コンビニのカステラで家の本体を作ることにしました。さて、作り始めますよ!

コンビニのお菓子で簡単に子供向けのお菓子の家を作ろう!

コンビニのお菓子でお菓子の家を作るには、つなぎ合わせるものが必要です。まずは、粉砂糖35gに小さじ1の水を入れて混ぜて、糊の役割をするものを作ります。

セブンイレブンの「しっとりカステラ」を切って、屋根部分を作ります。カステラを重ねて斜めに切るのは難しいですが、コツはゆっくり包丁を動かすことです。

先ほどの粉砂糖を溶かしたものを塗って、カステラを固定します。


下にもカステラをくっつければ、お菓子の家の本体は出来ました。

次に屋根をチョコレートの「紗々」(ロッテ)で作ります。軽いので屋根に向いていると考えました。チョコペンでチョコレートをくっつけます。チョコレートは溶けやすいので、冷蔵庫で冷やしておきます。

次に家の壁を作ります。セブンイレブンの「ミニビスケット」を合わせてみると、2枚で壁の幅に合いそうです。「トッポ」(ロッテ)をお湯で温めた包丁で切って、壁の飾りに使います。

両側に貼るとこんな感じです。家らしくなってきました!

以前から船のデザインのチョコビスケット「アルフォート」(ブルボン)はドアに使いたいと考えていました! そして「家といえば庭も必要!」と思いつき、花壇を作りたくなってきました。「アポロ」(明治)を花に見立てて、ミニチュアのじょうろも飾ってみました。

ドアをつけたら、通路を作りたくなってきました。筆者の70代の母も「なんか楽しそうね~」と見ています。お菓子の家は子供だけではなく、大人も夢中にさせる魅力があります。

ミニチュアのティーカップ&ソーサ―もあるので、テーブルを作りたくなってきました。セブンイレブンの「ラングドシャチョコレート」に「トッポ」がくっつかず、多少突き刺すような感じでつけました。椅子はセブンイレブンの「チョコ棒」を切って作ります。

庭木も植えたくなり、「たけのこの里」と「きのこの山」(ともに明治)を交互に並べようと考えました。「きのこの山」は軸を少し切って平らにしてあります。

「紗々」の屋根を貼って、「トッポ」を2本、屋根の隙間に乗せました。屋根といえば、大事なものを忘れています。煙突が必要ですね。

セブンイレブンの「チョコ棒」を切って煙突にしました。「コアラのマーチ」(ロッテ)のコアラがコンビニのお菓子の家の住人です!

「マーブルチョコ」(明治)で庭を飾って出来上がりです。

コンビニのお菓子で、お菓子の家を作るのは楽しいです!

誕生日パーティーなどに作ると、子供は喜びそうです! そして子供と一緒に作ると思い出に残りそうですね。総額2000円は超えたので、そんなに安くはないですが、市販のキットを買うよりは安く作れます。

なによりコンビニのお菓子で作れるので、思い立ったらすぐにできます。
みなさんも楽しみながら作ってみてください!