ヘルシーで環境にもやさしい「いずみ鯛」レシピ2選
いずみ鯛をご存知ですか? 1962年にエジプトから日本に移入された淡水魚で、1980年代~1990年代初めまでは日本でも盛んに養殖されていました。現在ではエスニック料理などの食材として世界各国で食べられています。アメリカでの水産物消費量は第4位、欧米ではポピュラーな魚です。
いずみ鯛と彩り野菜の香草焼き
香りが食欲をそそる、彩りがきれいな一皿です。
- いずみ鯛と野菜を食べやすい大きさに切り、混ぜ合わせたAに15分ほど漬け込む。
※漬け時間を長くするとより味が染み込む。 - 200℃に温めたオーブンで15分ほど焼く。
いずみ鯛のカルパッチョ
手軽で簡単♪ 特別な日の前菜にも。
- いずみ鯛を薄切りにして器に並べ、Aを振る。
- Bを混ぜ合わせマリネをつくる。(1)に彩りよく盛りつける。
生でももちろん、ムニエル、フライにも
高たんぱくで低カロリー、8種類のアミノ酸も
いずみ鯛のカロリーは100g換算で134kcalと低カロリー。高たんぱく質で低脂質、ビタミンD・B12、8種類の必要なアミノ酸、不飽和脂肪酸を含みます。たんぱく質はさんまやサーモンと同等ながら、カロリーは3分の1~2分の1。豚バラ肉と比較すると、たんぱく質は1.3倍、カロリーは4分の1強と、ヘルシーさが際立ちます。
白身の締まりも良く、小骨がなく肉の割合が多いのもうれしいところ。さまざまな料理に大活躍します。
環境にやさしいasc認証
「トップバリュ いずみ鯛(ナイルティラピア)」は環境に配慮した養殖を行うasc認証付き。
いずみ鯛が食糧問題解決に貢献する魚であることを物語るエピソードをひとつ。1960年代、タイ王国の食糧事情の悪さを知った魚類学者の皇太子明仁親王(今上天皇)は、タイ国王にいずみ鯛を50尾贈り、養殖を提案。このことからタイでは現在、いずみ鯛が広く食されているそうです。
「これからウチのお魚は、いずみ鯛」。世界の資源保全につながる選択です。
◇百菜元気新聞の2018年6月1日号の記事を転載しました。
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。