「食べても罪悪感を感じない」ギルトフリースナックのサブスクリプションボックス「snaq.me」を運営するスナックミーは22日、食品ECの課題である「試食ができない不安」を解消し、新しい自分の好みを発見できる、12種類の試食用スナック詰め合わせ「snaq tasting box」の販売を開始した。試食したスナックの味覚や食感などを手引きに従い、マイページに入力し評価すると、次回に届ける分からパーソナライズし、好みに合ったスナックを届けることができる。

同品には、ミニサイズの12種のスナックとともにテイスティングの手引きが同梱されている。試食後にスマートフォンまたはパソコンの評価ページから各スナックについて、味覚、食感、フレーバーなどについての評価を入力することで、一人一人の嗜好(しこう)プロファイルを明らかにすることができる。

同社では、より詳細に個人の嗜好を理解するために、スナックのデータ化を行った。全てのスナックを、慶應義塾大学発ベンチャーのAISSY社に依頼し、味覚センサーで分析することで、スナックごとの味覚(甘み、塩み、苦み、酸味、うまみ)を定量化した。

また各スナックの食感、風味、使用原料についてもデータ化しており、個人がスナックごとの味覚や食感などについての評価することで、嗜好をより深く把握することが可能となり、パーソナライズの精度を向上させることができた。

EC市場が拡大し、利用者が増える一方で「店頭で商品を試すことができない」「商品が多すぎて選ぶことができない」という声が聞かれる中、同社では、「snaq tasting box」でこの課題を解消する。

さらに、消費者の多様なニーズに応えるため、小麦、動物性、乳製品フリーBOX、子ども向けBOXの3種類の「tasting box」を用意した。累計600種以上のギルトフリースナックからセレクトすることで、「自分が好きな味覚の新しいスナックに出合える楽しさ」や「未知の味覚に出会えるワクワク感」を提供することが可能になった。

価格1058円。5月31日まではキャンペーン期間として518円で提供。

◇日本食糧新聞の2018年5月28日号の記事を転載しました。