神戸市在住のたべぷろ編集部員の田添マチ子です。皆さんは「減塩」を気にすることがありますか? 美味しい食べ物には、結構塩分が入っていますよね。塩辛いものに舌が慣れてしまうと、何にでも過剰に味付けをしていまいがちになります。しかし、日本人の食卓に塩分は欠かせません。味噌も醤油も塩分が入っています。今回は普通の濃口しょうゆよりも塩分が30%低いマルテンの「かつおしょうゆ」を使った食べ方をご紹介します。

かつおしょうゆは伊勢だけじゃない!兵庫には36年愛され続けるロングセラー商品が!

かつおしょうゆといえば三重県の伊勢にも製造・販売するメーカーがありますが、兵庫県には寛永7(1630)年創業の日本丸天醤油が作る「かつおしょうゆ」があります。

「かつおしょうゆ」は1982年に販売を開始。年間150万本の売り上げがあるという、36年愛され続けるロングセラー商品のしょうゆです。枕崎産鰹節、道南産真昆布を使い、こだわりの自家抽出方法で出汁を取っている出汁しょうゆなのだそうです。

嬉しいのは塩分を12%に抑えてあることです。塩分がたくさん含まれた食べ物を避ければ減塩になるわけで、いちばん手っ取り早い方法は毎日必ず食べる物で減塩することです。

しかし、世に出回る“減塩”と銘打った食べ物はあんまり美味しくなかったり、物足りなさを感じたりすることがしばしば。美味しくなくちゃ、食べ続けることは不可能です! ではマルテンの「かつおしょうゆ」はどうなのでしょうか? いざ実食!

普通の濃口しょうゆとは違う香りが!

開栓して、まず香りを堪能してみることにしました。結構はっきりと、昆布と鰹節の香りが感じられました。

小皿に出してみると、濃口しょうゆにしては色が薄い。味が濃口なのは確かなのですが、まろやかさが加わっています。普通の濃口のしょうゆの角が取れたような味、といったところでしょうか。

醤油の真価は卵かけご飯で試される!

しかし、実際に食べてみないと、その真価は分かりませんからね。醤油の力を試すには、何と言っても日本人が大好きな卵かけご飯でしょう! 早速卵かけご飯に使ってみました。


醤油自体の甘さとまろやかさが、卵とよくマッチしています。今までの醤油よりも、醤油としての味が際立っていると分かります。卵自体の甘さと「かつおしょうゆ」の甘さが、それぞれ独立していながらも、ちゃんと握手している感じです。いつもとはひと味違う卵かけご飯になりました。

続きましては冷ややっこ~

冷ややっこも、美味しい醤油じゃないと食べたくない料理です(少なくとも私の中では)。

感想は、「この醤油、やっぱり甘さが際立ってるなあ~」です。「かつおしょうゆ」の甘さとまろやかさ-という個性をしっかり保ちつつも、お豆腐にもよく合っています。

続きまして餃子のタレならどうだ!?~

餃子には何につけて食べますか? 醤油+ラー油、醤油+味噌、など色々あるでしょうけれど、私は普通の醤油に酢を混ぜて食べる派です。

今回は「かつおしょうゆ」オンリーで食べてみました。酢がなくても十分に美味しいですよ! 「かつおしょうゆ」単体で十分に餃子のたれの役割を果たしてくれます。もう一つ新たなタレが出来た♪という感じです。

いちばんオススメなのは醤油の味そのままを楽しめる料理

主役級の味と個性を持つ「かつおしょうゆ」ですが、もちろん料理の下味としても使えます。「肉じゃが」などのレギュラーの料理に「かつおしょうゆ」を使うと、甘さがいっそう引き立ちます。小さなお子さんがいらしたり、甘めの料理がお好みのご家庭だったりするならおすすめです。

でも、やっぱりいちばんおススメの使い方は、何かの料理の下味として醤油を使う料理よりも、醤油そのものを味わえる料理です。冷ややっことか、ご紹介した卵かけご飯とか。

これだけ美味しくて、しかも減塩までできるなら、続けていきたくなりますよね。価格も400ml入りで324円と、とてもお手頃です。

醤油は毎日の食事に欠かせないけれど、お手頃に美味しく減塩したい!という方! 兵庫県たつの市の日本丸天醤油(マルテン)が販売する「かつおしょうゆ」で、ヘルシー生活をスタートしてみてはいかがでしょうか?