ネスレ日本は、泡に着目したコーヒーの提案「ネスカフェ アイスクレマ プロジェクト」をスタートさせる。第1弾として「アイスクレマ(泡)カフェ」を19日、東京の「ネスカフェ原宿」内にオープン。5月6日までの期間限定で、シャンパングラスで提供するきめ細かい泡をのせたアイスクレマコーヒーを、人気シェフが作る泡をテーマにした料理とともに味わうことができる。専用のサーバーを使い自分でコーヒーを注いで楽しむことも可能だ。スペシャルセットは税込み1300円。

「きめ細かい泡を通じて、口当たりの滑らかさや香りの良さを感じてもらいたい。注ぐ楽しさや見た目にもおしゃれな提供法で、アイスコーヒーの代わり映えのしないイメージを変える」(飲料事業本部液体飲料ビジネス部の高岡二郎氏)のが狙い。

カフェの中央には、定期的にシャボン玉を発生する巨大なマグカップのオブジェを設置。泡がはじけるとコーヒーの香りがほんのりと漂い、五感でコーヒーの魅力を感じることができる。

はじけるとコーヒーの香りが漂う泡を発生するオブジェ

フードはフレンチの鉄人・坂井宏行、ミシュラン一つ星の吉武広樹の両シェフが、同カフェのために特別に考案したメニューだ。

同社は17年に、きめ細かい泡を簡単に作れる「ネスカフェ ゴールドブレンド アイスコーヒーサーバー」を発売しており、レンタル利用を中心に好評という。

18年4月からは、電池式で自宅や屋外で気軽に使える「ハンディ アイスクレマサーバー」を発売。同カフェで、実際に注ぐことができるほか、家電量販店や食品SM、通販サイトなどで購入することができる。4月から7月末までの期間、SNSを活用した同品が当たるプレゼントキャンペーンも順次展開していく。

◇日本食糧新聞の2018年4月25日号の記事を転載しました。