男女問わずみんな大好きなラーメン。ただ高カロリーなのが心配。ところが食べ方や意識次第で、健康や美容に気を配りながら美味しく楽しく食べることができるんです!
年間600杯以上ものラーメンを食べ歩き、4月26日から5月6日まで中野四季の森公園で開催される、女性に特化した女性のためのラーメンイベント「ラーメン女子博2018」のプロデューサーを務める「ラーメン女子」こと森本聡子さんに、太りにくい食べ方やオススメな食べ歩きのコツを伝授してもらいました!

ラーメンは食べる順番で美味しさが変わる?!

都内のように、交通の便がよくて行きやすい場所にあるラーメン屋さんを巡る時は、基本まず午前中にあっさり系を食べてから午後にこってり系を食べます。

お魚の出汁を使うあっさり系のスープは仕込んで間もない時間に食べると薄味で色の綺麗なまま食べられますし、逆にトンコツなどのこってり系のスープは仕込んでから時間がたった方がより油が溶け込んで濃厚なお味が楽しめるんです。

ただ、地方のラーメン屋さんを巡る時は交通の便やアクセスを重視して効率よく回れるルートで食べていきます。

聞き手:15年前からラーメンの食べ歩きを開始し、47都道府県のラーメン屋に足を運んでいるそうですね。

ラーメン屋って想像以上に多いんですよ。1年で47都道府県を回ろうと思えば、1県あたり3店舗くらいに絞らないと間に合わないんですよ。だからまだまだ行きたいラーメン屋がたくさんあるんです。電車に乗りながら、今日食べるラーメンのことを考えながらお腹を空かせています(笑)

高カロリーな食事は日中までにすませておこう!

だいたい午前中と日中にラーメンを食べ終えて、夜はお刺身やお肉、サラダといった体に負荷がかからなさそうなものを食べています。夜の食事も、18~19時までに食べ終えるようにしています。

ただ、夜から営業しているラーメン屋に行ったときは、翌日「禁ラー」といってラーメンを食べない日にして調整するなどしています。その日はゼリー飲料を飲んだりしていますね。

運動は、関節を回したり…などの簡単なストレッチをしています。そもそもラーメン巡りって、情報を集めるのも時間や労力がかかりますし、場所によってはかなり歩くので、結構体力使うんですよ。運動になります(笑)

聞き手:お洒落ラーメン女子はネイルまで徹底的!!(笑)

もともと私はファッション業界にいたんです。だから今後、ファッションとラーメン、みたいな、枠にとらわれず、ラーメンと新しい分野をつなげていきたいな。他の人とは違う自由な発想と目線でラーメンを見ています。

「スープを残すのも流儀」が健康や美容のカギ!

ラーメンとの健康的な付き合い方は、「食べ方と時間」にあると私は思います!

夜遅い時間にお酒のあてとしてラーメンを食べていると、確実に翌日も胃袋に残ったままになります。あと、スープまで全部飲み切っちゃう人もいますが、これは危険です!

たまにラーメンを食べるならいいですが、1日にたくさん食べて全部飲み干しちゃうと、翌朝顔がパンパンにむくみます。私はどれだけスープが美味しくても、飲むのは4口まで、と決めています。健康や美容を気にするのであれば、スープを残すのも流儀です!!

聞き手:ラーメンは本当に奥が深いですね。

ラーメンのスープって、何の具材や調味料が使われているか料理人のプロでさえ完璧に当てられないんですよ。これがラーメンの面白さであり、味よりもピックアップすべきところだと私は思います。

あと…、Instagramに投稿すると、本当に森本さんが1人で食べきっているの?と疑問に思われる方もいるんですよ。本当に私が1人で食べきっています(笑)

楽しく食べ歩きを続けるために、いいスタートを切ろう!

「ラーメン巡りをやってみたい!でもどうやってスタートしよう?」「初めはどんなお店を選べばいい?」という相談をよく受けます。私は次のように答えています。

「サイトや雑誌に掲載されているラーメンの写真を見て、美味しそう!と思ったお店からトライ!」

パッと写真で見て、美味しそうと感じたものはたいていその人の口に合うんです。そして、人に美味しそうと思わせる写真を撮影することのできるお店はお客様への気遣いもバッチリです。店内も綺麗なところが多いんですよ。

「店員さんの接客が評価されているお店や駅近のお店からスタートを」

どんなに美味しいラーメンでも、気分良く食べられなかったら台無しですし、アクセスが困難だと途中で諦めてしまうかもしれません。そこで、店員さんの接客が評価されているお店や駅近のお店からスタートしてみることをオススメします。

グルメサイトを検索するとレビューが表示されているので、そちらを参考にしてみてください。お店のホームページで店内の雰囲気をザッと把握しておくのもいいですね。気持ちよくスタートが切れると、次回に繋がりますので、楽しく食べ歩きを実践していくことができますよ。

(聞き手:日本食糧新聞社記者・塚原あゆみ)

<プロフィール>
森本 聡子(もりもと さとこ)
15歳の時からラーメンの食べ歩きを開始し、現在では年間600杯以上ものラーメンを食べる「ラーメン女子」。女性が1人でもラーメンを食べられるカルチャーを広めるべく、日々ラーメンの情報収集やPRも積極的に行う文化人。2016年からラーメンイベントである「ラーメン女子博」のプロデューサーとしても活躍している。

ラーメン女子博2018限定のオリジナルラーメンも

女性が1人でもラーメンを食べられるカルチャーを広めたい!という思いから、とことん女性に特化した女性のためのラーメンイベント「ラーメン女子博2018」が4月26日~5月6日まで中野四季の森公園(東京都中野区)で開催されます。男性も参加できますよ!

「今年で3年目ですが、今回はラーメンのジャンルが1つもかぶらない過去最大のセレクトとなっております!女子博限定のオリジナルラーメンも多数揃えております!!」と森本さん。

健康を意識した食べ方も学べましたし、ぜひ行くしかないですよね♪
ゴールデンウィークは皆でラーメン女子博に参加し、食べ歩きを楽しみましょう!