青果物輸入販売会社のスミフルジャパンは5日、定番バナナのブランドをリニューアルし、すっきりとしたおいしさの「朝のしあわせバナナ」(写真)を発売した。これまで「グレイシオ」として販売していたバナナを、新たに「朝」をテーマにしたブランド「朝のしあわせバナナ」として刷新。朝食欠食率が高まる昨今、忙しい朝でもおいしいバナナを食べることで、幸せな一日になることを願う、との思いを込めた。

バナナは忙しい朝に皮をむくだけで栄養補給ができ、脳のエネルギー源となるブドウ糖を供給するため朝食に最適な果物だ。日本バナナ輸入組合が16年に実施した調査によると、バナナを食べるタイミングは「朝食」が62%と最も多くなっている。

「朝のしあわせバナナ」は、フィリピン・ミンダナオ島にあるスミフルグループ管理農園で「品質・食味・安全・環境」の四つのテーマにこだわり、栽培されている。低地にある広大な管理農園では、健康な土壌にこだわり、栽培方法の工夫や農薬を極力減らすことで環境をより自然な状態に保つことへの貢献も目指している。

◇日本食糧新聞の2017年4月12日号の記事を転載しました。