陸前高田の「米崎りんご」がおしゃれなスイーツに♪ パティシエ齋藤耕一氏がメニュー開発
いまだ震災からの復興が途上の陸前高田市。東部に位置する米崎町では昔からりんご農家が多く、栽培も盛んだったのですが、震災以降は減少の一途をたどってきました。 この米崎りんごで人を呼び込み、活気を取り戻そうとする活動がNPO法人LAMPによって始まっています。
米崎りんごとは
東北でりんごと言えば青森が有名ですが、岩手県陸前高田市東部の米崎町でも約120年前から栽培されてきました。ここのりんご畑は海を臨む高台の斜面に広がり、ミネラルを含んだ海風がりんごをおいしく育てるそう。
畑には太陽の光がたっぷり注がれ、さらに毎日ひとつひとつに手をかける生産者の愛情も注がれ、しっかり完熟してから収穫される米崎りんごは、蜜がたっぷり、甘さも味も濃いジューシーなりんごとなるのです。
米崎りんごで地域を盛り上げたい! スイーツ総選挙を実施
NPO法人LAMP代表の松本玄太氏が中心となり、米崎りんごを使って陸前高田の名物を作ろうという動きが本格的に始まり、以前から復興支援で関わりを持つ日清製粉グループ本社、大阪で活躍するパティシエの齋藤耕一氏らが協力。
齋藤氏の考案でいろいろな食べ方の可能性が広がり、スイーツのみならず、オードブルや軽食など、どれも米崎りんごのおいしさを生かしたアレンジが7種類揃いました。
これらをイベントでお披露目し、スイーツ総選挙として地域の皆さんに試食してもらい、投票によって選出された3品が『よねさきりんごプレート』として誕生したのです。
選挙という形式にすることによって地域の方々に自発的に関わってほしいという松本氏のねらいどおり、いろいろな意見や感想が寄せられ、混戦を極めた結果、3品にしぼられました。
今後はここでしか食べられない名物として、陸前高田市内で提供するお店を増やしていく構想もあります!
”よねさきりんごプレート“を食べられるお店はここ!
おしゃれでどこかなつかしい、訪れるとほっとする、そんな空間を作り上げるオーナーの熊谷克郎氏のお店『農家カフェ フライパン』。
もともとりんご直売所だったこともあり、赤を基調にした外観と木のあたたかみがあふれる店内には、本格的なカレーやパスタ以外にりんごバーガーやピザ、アップルパイ、リンゴエールなど、リンゴメニューも豊富に揃っています。
熊谷氏自身も様々な活動を通して地域を盛り上げていきたいと奮闘しているおひとり、よねさきりんごプレートを大切に丁寧に作り、提供してくれます!
新しい町作りが少しずつ進んでいく陸前高田市、ぜひ訪れてその道のりを確かめながら、新しいスイーツ『よねさきりんごプレート』を味わってみてください。
<問い合わせ先>
特定非営利活動法人LAMP 代表理事 松本玄太
〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字大隅93-1 高田大隅つどいの丘商店街 9号
TEL:0192-47-3287/FAX:0192-47-3289
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農家カフェ フライパン オーナー 熊谷克郎
〒029-2206 岩手県陸前高田市米崎町字樋の口63-2
TEL:0192-55-3358
Facebook
パティシエコーイチ 代表 齋藤耕一
玉造・真田山店
〒543-0013 大阪市天王寺区玉造本町4-17 1階
TEL:06-6762-0255
ホームページ
<画像提供>
(株)日清製粉グループ本社、特定非営利活動法人LAMP
米崎りんごのアレンジ
海からの潮風をうけて育つりんごたちが、いろいろな思いがこめられたお料理に生まれ変わりました。
ガトー・ヨネサキ
米崎りんごのコンポートとジャムがたっぷり!どちらも米崎りんごのおいしさを生かして加工されたものを使いました。サクサクのクッキー生地とのコラボがポイントです。
ガトー・バスクというバスク地方ならではのお菓子にならって、米崎ならではのお菓子になるようにとの願いから生まれました。
ガレット・ポンム
ソテーしたりんごの優しい甘さとアーモンドクリームのこくが合わさった上品なスイーツです。
リンゴ・ドーナツ
アメリカのウォルドーフホテル名物のサラダをヒントに考案。りんごのおいしさが際立ち、ナッツの食感がいいアクセント!
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