神戸市在住のたべぷろ編集部員の田添マチ子です。地元にある神戸菊水が作っている「牛丼の具」を使ったおいしい食べ方をご紹介します。神戸菊水といえば品質管理の行き届いた厳選された最高級の牛肉を提供する老舗精肉店です。ステーキハウスの直営店もあり、神戸では幅広い年齢層に支持されています。老舗精肉店が牛丼にした、というだけでもおいしそうなのに、素材が黒毛和牛!美味しくないわけがありません。というわけで食べるしかありません!早速ゲットしてみました。

牛丼を“正しい方法”で温めよう

冷凍された状態で売られていますのでまずは解凍します。沸騰した鍋に袋ごと入れて7~8分待ちます。

二人分をいっぺんに温めるなら大き目のお鍋を使った方がいいでしょう。しっかり凍っておりましたので、4分ほどたっても中心部分は凍ったままでした。心配性の私は、このままでは融けないかもしれないと不安になり鍋の中で袋をひっくり返してみました。

ところで、ここで私はある間違いを犯しています。お気づきでしょうか。この時点では私は全く気が付いておりませんでした。

気が付いたのは10分後。「さあ、すっかり融けたぞ~」とワクワクしながら、封を切った瞬間にあふれ出すであろう良い香りを期待しながら、この赤い袋の封を切ってみたわけです。すると…

「アレーッ!?」ポロリン、ポロリンと二つ転がり出てきました。二人分がちゃんと一つ一つ個包装されていたのです。私は外袋ごと温めていたのでした。鍋の縁に触れていた外袋は熱で溶けていましたからちょっと危ないなと思っていました。でもこの中身だけならスッキリ鍋に納まったはずですからそんな心配する必要なかったのですね。

煮汁もたっぷり入っていておいしそう!既にこの外袋から出しただけで甘辛いい匂いがしてきます。「もお~一体どんだけ美味しいんだろう~???」と期待はMAXに。

ワインで煮込まれているから“洋”の食べ方もアリ

さて、いざ実食です。牛丼ですから日本人らしく、スタンダードにご飯に乗せて食べてみるのももちろん美味しい食べ方です。卵を溶いて一緒に茹でたらもっと美味しいですよ。このシンプルな食べ方に間違いがあるはずがありません。

もうね、お肉の味が最高にいい状態で引き出されています。醤油にお砂糖、みりんの味はもちろんですが、それだけではありません。どこかハッとするフルーティな味がするのです。調べてみると、ワインも一緒に煮込まれていました。そこで閃きました。洋風にも合いそうだな、と。思い切ってパスタにしてみることにしました。

小鍋に神戸菊水の牛丼の具を一つ入れ、弱火で煮立たせないように温めます。ここで火を強くするとせっかくの煮汁が蒸発してしまってパスタに味が付きにくくなるのでご注意を。今回は彩りがちょっとほしくて家にあったニラを少し刻んで入れてみました。

ニラに火が通ったらあらかじめ茹でていたパスタを投入します。パスタのゆで汁は入れなくても大丈夫です。いえ、むしろ入れないでください!神戸菊水の牛丼の旨味が薄められてしまいますから。サッと絡めてお皿に盛ったら、バターをひとかけら乗せて七味をパッパとかけていただきます。

うーん、牛丼の煮汁が下にたっぷりあるのでまるでスープパスタのようです。煮汁をたっぷり吸ってふやけた玉ねぎも美味しい。どれを食べても美味しい!牛丼だけに飽きてしまったらパスタするという選択肢があったのですね。

一家に常備しておきたい”神戸菊水の牛丼の具”

神戸菊水の牛丼の具はワインでも煮込まれていますから、和でも洋でもおいしく食べられて料理の幅も広がります。我が家では常備決定となった神戸菊水の牛丼の具、ぜひ一度試してみてください。