日清オイリオグループはこのほど、超人シェフ倶楽部と共同による「超人シェフ×超人アスリート 夢のスーパー給食」を横浜市立いぶき野小学校で実施した。4回目の開催となるもので、東京・銀座の人気和食「みちば和食 たて野」の舘野雄二料理長や短距離走の山縣亮太選手、やり投げの新井涼平選手など4人のリオ五輪アスリートが参加し、成長過程の子どもたちに食と運動やバランスの良い食事の大切さなどを伝えた。 

会場では舘野料理長が同校給食室を使って「スーパー給食」を調理。調理中は同校5年生児童約180人を対象に参加アスリートが、ハードル(十種競技の右代啓祐選手)、やり投げ(新井選手)、三段跳び(長谷川大悟選手)、短距離走(山縣選手)のミニ教室を開催した。

昼食の「スーパー給食」タイムでは料理長や参加アスリートが5年生の各教室に分かれて児童と一緒に同給食を楽しみ、質問タイムなどを通じてコミュニケーションを深めた。

また昼食後は体育館で5、6年生を対象に料理長と参加アスリートによるトークショーを開催。児童に対し「食」と「運動」の大切さを伝えるとともに、同社からは油が大切なエネルギー源であることや、食品をバランスよく食べることの大切さを紹介した。

同イベントは一流シェフ・アスリートとの交流を通じ、成長過程の子どもたちに食と運動の大切さを啓発するキャラバン企画。社会問題の一つとして子どもたちの偏食や運動不足などが取り上げられているが、栄養価豊富な「スーパー給食」を一流シェフが作り、人気アスリートが楽しみながらスポーツの楽しさを伝えるもので、これまで新潟や神奈川・藤沢市、東京・足立区で開催している。

◇日本食糧新聞の2017年12月22日号の記事を転載しました。