ミニストップは10月27日、店内加工FF(ファストフード)の新商品「ポテさつま」(税込み198円)を発売した。フライドポテトのバリエーションとして開発したもので、サツマイモのフライ商品はコンビニでは初めてとなる。

フライドポテトに適した品種が多く存在するジャガイモに比べ、サツマイモでは水分と糖度のバランスが取れた品種の選定に苦慮したという。原料の産地は九州だが、品種は非公表としている。

リフライにより揚げたてを提供

サツマイモはさまざまなスイーツの素材として利用されており、フライ加工したものでは「大学芋」のようなポピュラーなメニューもある。ミニストップは、店内厨房(ちゅうぼう)で揚げたてを提供する独自性を生かすため、糖蜜でコーティングする大学芋ではなく、フライドポテトで商品化した。甘味を求めるスイーツ需要には、別添のはちみつメープルシロップで対応する。

テスト販売では、従来のフライドポテトに比べ女性客や50~60代の構成比が高かった。フライドポテトの客層を広げる商材として育成していく。

発売に合わせ、レシピ動画サイト「mogoo」とのコラボでアレンジレシピをツイッター上で紹介するほか、インスタグラムでオリジナルレシピの投稿キャンペーンを実施する。

◇日本食糧新聞の2017年月10日30日号の記事を転載しました。