キリングループのクラフトビール会社、スプリングバレーブルワリー(SVB)は22日までの1ヵ月間、今年収穫した国産生ホップを使ったビールイベント「フレッシュホップフェスト2017」(写真)を開催している。国内31ブルワリーが参加し、全国60店舗以上の料飲店で順次展開。「ホップ栽培者や造り手を主役にした企画で、ビールの魅力を発信する」(田山智広マスターブリュワー)狙いだ。

今年で3年目となる同イベントは、日本ビアジャーナリスト協会や全国のクラフトブルワリーとの共催で、年々規模を拡大してきた。14、15の両日には、メーンイベントを東京都のSVBで開催した。31ブルワリー34種のビールが1ヵ所で楽しめるほか、各醸造所のプロフィルが掲載された「ブルワリーカード」など多彩な企画を展開した。

13日は同所で、「ホップサミット」を開催。「全国的にホップ栽培者は増加傾向にあるが、横のつながりが少ない」(同氏)との思いで、各地のホップ農家やクラフトブルワリーらを集め、ホップ農業の展望や課題について議論した。

◇日本食糧新聞の2017年10月20日号の記事を転載しました。