ローソンとカルビーは「ロカボ」(緩やかな糖質制限)の朝食提案でコラボレーション(協業)し、サラダにカルビーのフルグラを組み合わせた新商品を投入する。ローソンが一食完結型サラダの「NLフルグラをかけて食べるチョップドサラダ」(税込み498円)を17日から全国1万2655店で発売する。

新商品は朝食向けのサラダとして開発したもの。カルビーの「フルグラ糖質25%オフ50g」を使用し、1食当たり糖質24.8gにした。

10日の発表会で竹増貞信社長は「ロカボ戦略として分かりやすさが重要。パッケージ表面に食・楽・健康協会の認定ロカボマークをつけて、おいしさと健康を伝えていきたい」と意気込みを示す。パッケージの表面や裏面には糖質量を記載しており、さらにロカボマークで訴求力を高める。

カルビーの松本晃会長兼CEOは「サラダとフルグラでますます健康になってほしい」と期待を寄せた。新商品はカルビーからローソンに働きかけて実現したもので、朝食提案としてコラボした。

食・楽・健康協会の山田悟代表理事(北里大学北里研究所病院糖尿病センター長)は「日本人は食後高血糖に弱い。ロカボの朝食で1日の血糖を安定化できる。おいしく楽しく食べて健康になれることを知ってほしい」と話した。

◇日本食糧新聞の2017年10月16日号の記事を転載しました。