北海道小樽市在住のたべぷろ編集部員・「のぶりん」です。今回は、小樽から車で約50分、積丹ブルーで有名な積丹半島に位置する北海道古平町で盛んに製造されているタラコのちょっと変わった食べ方をご紹介します。

タラコの加工生産で有名な北海道古平町

北海道古平町は、水産業が盛んな町で、特にタラコの加工生産が有名です。

そもそもタラコとは、鱈の子を塩漬けしたものであり、ご飯のおかず、おにぎりの具、お茶漬けやパスタなど、主食に添えるな食べ方をイメージする人が多いと思います。また、タラコは肌を若々しく保ったり、老化を防いだりするビタミンEが多く含まれている食品でもあります。

こんなタラコがちょっとした工夫で、スイーツに変身するのです。タラコについては、生臭い、塩辛い、コレステロールが気になるという方が多いのではないでしょうか?

しかしそれは、たくさん食べようとしたときに気にするべきことであって、普段の食事の範疇ならさほど気にすることはないと思います。

北海道でのタラコの食べ方は

さて、このタラコはこの地域ではどのように食べられているかをご紹介します。

圧倒的に多いのは、そのままご飯のおかずとして食べる。次に、火であぶって焼きタラコとして食べる。あとは、みそ漬けや天ぷらとして主食の友として食べることが多いのです。

また、マヨネーズに和えてタラコマヨネーズとして野菜にかけて食べたり、ポテトサラダに和えたり、パスタや焼きそばに和えて食べたりもします。

このような食べ方がごくごく一般的でしたが、今回ご紹介するのは、一風変わった食べ方の提案です。その食べ方とは、『アイスクリームと一緒に食べる』ことです。先ほどの食べ方とは全く違い、タラコがスイーツになるなんて誰が想像するでしょうか?

私自身もタラコはよく食べますが、このような食べ方は、今回の取材で初めて知りました。と同時に、新たなタラコの可能性に気付かされました。

タラコのプチプチ食感も楽しめます

これまで、生食、焼き、煮る、揚げるくらいしか調理方法はないと思っていましたが、このアイスクリームには『乾燥タラコ』が生のタラコとともにトッピングされているのです。

生のタラコは、その塩気で北海道産の牛乳で作ったアイスクリームの甘さを最高に引き立て、また、乾燥タラコは、本来タラコの持つプチプチという食感があり、アイスクリームのクリーミーさの中にある何とも言えない不思議な食感があります。

この乾燥タラコは、「乾燥器」という専用機械で水分を飛ばし乾燥させて作りますが、一般のご家庭で見かけたことはありません。そこで、「どうしても作りたい!」という人は、フライパンで焦げ付かないようにじっくりと煎って水分を飛ばしてみてはいかがでしょうか。きっと、同じようなものができあがると思います。

そうしてできた『乾燥タラコ』と、何も調理していないタラコをバニラアイスにトッピングして完成です。一度、食べてみてはいかがでしょうか。