湯を注いで1分! カップのまま食べるオートミール発売
ハナマルキが伸長著しいオートミール市場に新規参入する。1月15日に東京都内で開催した春の新商品記者発表会で、同社は人気の「すぐ旨カップ」新シリーズとして即席オートミール3アイテムの投入を発表した。同社初のオートミール商品で、味噌・麹以外のさらなる領域開拓に挑む。
即席味噌汁の「すぐ旨カップ」は16年の発売以来毎年売上げを伸ばし、現在は6アイテムを展開する人気シリーズ。具材や調味料の入った内袋を使わず、蓋を開けたカップに湯を入れるだけで喫食可能な簡便性が強みだ。新シリーズ商品でも簡便性にこだわり、蓋を開けて湯を注ぎ、1分置くだけで食べることができる。
具材のボリューム感も「すぐ旨カップ」の特徴の一つ。新商品の「かきたま」「鶏白湯」「海苔わさび」では、三種三様な味わいと食感でオートミールを楽しむことができる。これまでオートミールは栄養価の高さから注目されてきた食材だが、味への低評価を覆せずにいた。そこに注目した同社は、即席味噌汁などの開発で培ったノウハウと知見により、だしを生かしてオートミール特有の風味を抑え、親しみやすい味に仕上げた。
平田伸行マーケティング部部長によると、新シリーズの年間売上げ目標は3商品合計100万個。おかゆや雑炊のように食べられる即席オートミールとして、老若男女に朝昼夕の食事や夜食などでのシーン提案を進める方針だ。一度口にしてもらわないと魅力が伝わらないとして、サンプルの配布や店頭のマネキン設置なども検討するという。
即席オートミールシリーズは3月1日から発売開始の予定。同社は今後もラインアップを広げて「すぐ旨カップ」のブランド力を高めたいとして、味噌汁やオートミール以外にも新商品や新シリーズの追加を進める意欲を見せた。
◇日本食糧新聞の2024年1月17日の記事を転載しました。
日本食糧新聞の発行からウェブサービスの電子版、セミナーや展示会まで、食に関わる情報サービスをベースに人とのつながりやビジネスを支えます。 日本食糧新聞 外食レストラン新聞 百菜元気新聞 月刊食品工場長 電子版 たべぷろ 動画配信等のメディア事業 食品経営者フォーラム 食品文化振興会 新製品研究会 表彰事業 ファベックス 展示会 料理教室等各種事業
詳しくはこちら
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。