「炭火やきとり 萩」は、山梨県のブランド鶏「信玄鶏」を炭火で丁寧に焼き上げた焼き鳥が自慢の店。ほかにも信玄鶏を使った親子丼や唐揚げをはじめ、板前歴20年超の店主が腕を振るう料理が、地元客に愛されている。そんな常連客からのリクエストで誕生したのが「鶏塩ラーメン」だ。

「夜だけの提供ですが、飲んだ後の締めに注文されたり、家族連れのお客さまには、ミニサイズがお子さん用に喜ばれています」と萩本欣宏店主。

同店の親子丼は、信玄鶏の鶏ガラスープと鰹だしをブレンドした割り下を使用しているが、これをラーメンスープに流用。鶏ガラと鰹節のWスープだ。

信玄鶏のもも肉と冷凍麺を鶏ガラスープで煮ている様子
親子丼で使用する皮目を焼いた信玄鶏のもも肉と冷凍麺を鶏ガラスープで煮る

トッピングは焼き豚ではなく鶏もも肉。これも親子丼で使う皮目を焼いた鶏もも肉を流用して、食材や仕込みを効率化。鶏もも肉を鶏ガラスープで煮て、スープの味を染み込ませると同時に火入れする。麺は冷凍麺を使用。鶏もも肉と一緒にスープで煮込む。味付けは自家製塩ダレとニンニクネギ油。

丼に盛り付け、たっぷりの鰹節、白髪ネギ、小口切りの万能ネギをのせると、ラーメン専門店顔負けの「鶏塩ラーメン」が完成する。

●店舗情報
「炭火やきとり 萩」
所在地=東京都目黒区緑が丘3-2-5

◇外食レストラン新聞の2023年6月号の記事を転載しました。