揖保乃糸資料館「そうめんの里」(兵庫県たつの市)のレストラン「庵」で、ハロウィーン限定の「かぼちゃのスープそうめん」=写真=が人気だ。ハロウィーンが終わっても麺が続く限り提供する予定だという。

同メニューは、カボチャのピューレを練り込んだ「手延べそうめん揖保乃糸 色彩かぼちゃ5把」を使用。さらにカボチャ感を強めるためこだわりのパンプキンスープを合わせた。サラダ、コーヒー、デザートがついて1100円(税込み)で提供する。担当者は「お客さまからも当館の女性従業員からも評判が良く『楽しみにしていた』という声を多くいただく」と話す。

なお、「色彩かぼちゃ5把」もハロウィーンバージョンのパッケージで販売されている。もともとは百貨店専用の野菜麺シリーズの一つであったが、カボチャだけハロウィーン仕様で独立させた。幻のそうめん、というと数軒の熟練した製造者にしかつくれない最高級品「揖保乃糸・三神」を思い浮かべるが、同品は生産量が少なく、実は、揖保乃糸で最もレアな商品の一つ。「ハロウィーン期間だけ販売する非常に珍しい商品」(担当者)という。

「揖保乃糸」にそうめんの技術を生かした手延べパスタ(龍の夢PASTA)や、手延べ中華麺(龍の夢)があり、何度もSNSでバズっているが、同商品はこれまであまり注目されてこなかった。

「伝統的な揖保乃糸が、遊び心のある商品をつくっているということでぜひ召し上がって」(担当者)は「初バズり」への期待をにじませる。なお、日本食糧新聞のツイッターでこの話題を取り上げたところ3000RT、4000いいねを超え(3日時点)、念願の初バズりとなった。

◇日本食糧新聞の2022年10月17日号の記事を転載しました。