国分グループ本社は、酒のつまみ専用缶詰「K&K 缶つま」シリーズから4000円のハマグリ缶を発売した。茨城県・鹿島灘産のハマグリを地元の清酒で酒蒸しにした逸品。県内の小売業や観光スポットなどで販売し、地域の名物商品に育てたい狙いだ。

商品名は「缶つまJAPAN 鹿島灘はまぐり酒蒸し」。希望小売価格4000円(税別)で、内容量は100g、賞味期限は36ヵ月。茨城県を含む関東甲信越6県を担う国分グループのエリアカンパニー・国分関信越が開発し、7月17日の「海の日」に発売をスタートした。

原料のハマグリは、太平洋に面した長く美しい砂浜がある茨城県鹿島灘で育つ特産品。貝の模様の美しさや身の大きさ、食感やうまみなどに優れることから、料亭などでも重宝されている食材の一つだ。

身を一つずつ丁寧に取り出し、地元大洗町の酒蔵・月の井酒造店の清酒で軟らかく酒蒸しにした。濃厚なうまみが楽しめ、かみしめるごとに潮の香りが口いっぱいに広がる。原料の供給元は大洗町漁業協同組合。

販売は茨城県のスーパーマーケットや百貨店、観光スポットなどで地元のおみやげとして展開。またハマグリは対になっている貝殻でなければぴったりと合わないことから、仲の良い夫婦を表す縁起物とされるため、結婚式の引き出物としても提案していく方針だ。

◇日本食糧新聞の2017年7月24日号の記事を転載しました。