明治は、幼児向け飲料の新たなブランド「明治ミラフル」を3月から全国で販売している。幼児期の成長に重要かつ不足しがちな鉄・亜鉛・カルシウム・ビタミンDの四つの栄養素を配合し、幼児が積極的に欲しがるおいしさを兼ね揃えた。ドリンクタイプと粉末タイプそれぞれ配合素材に特徴を持たせ、幼児期の成長・育児に関わる社会課題の解決へ貢献を目指す。

「明治ミラフル」は、「こども育てるえいよう」をタグラインに、不足しがちな四つの栄養素を配合。常温でも保存可能な小型パック入りのドリンクタイプ「同ドリンク ヨーグルト味」(125ml×3本、税込み237円)は、同社が長年の研究から選び抜いたビフィズス菌OLB6378菌を配合。牛乳にサッと溶かして飲める粉末タイプ「同粉末飲料 ストロベリー風味」(75g、同540円)=写真=にはDHAをプラスした。飲用開始年齢は離乳完了後の1歳~1歳半ごろからとしている。

同社の調査によると、幼児を持つ親の半数以上がこどもの栄養不足を感じているとされる。幼児の半数以上は成長に重要な栄養素である鉄やカルシウムが不足しているという実態があり、離乳後も食事や牛乳だけでは充足することが難しい栄養素もあるため、不足しがちな栄養を積極的に補う必要がある。

◇日本食糧新聞の2022年3月30日号の記事を転載しました。